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6度のグラミー受賞と7枚のマルチプラチナ・アルバムという輝かしい実績をもつベテラン・アーティストMary J. Bligeの11thアルバム(クリスマス・アルバムは除く)『The London Sessions』について。発売は4年前の2014年ですね。

本作はタイトルからもわかるとおり、イギリスの才能あるアーティスト達とコラボレーションした1枚になってます。本作でMary J.と組むのはSam Smith、Disclosure、Jimmy Napes、Naughty Boy、そしてアメリカからRodney Jerkinsなど、どういった内容になるのか想像がつかないメンツが召集されています。

Mary J.は「このアルバムはすべて現在のロンドンの音楽シーンを表しているわ」とコメントしてるけど、どういった経緯でイギリスのアーティストらと組もうと思ったんでしょうね。更なる進化を求めて?でしょうか。聴き込むと答えに出会えるかもしれませんね。

まずはSam Smithが制作に関与した楽曲からみていきます。従来のMary J.らしいといえばらしいソウルフルなナンバー『Therapy』、Jimmy NapesとSam Smithのコンビが手掛けてるだけあってSam Smith色が濃く出た上質バラード『Not Loving You』、Jimmy Napes、Sam Smith、Disclosure、Rodney Jerkinsと豪華極まりないメンバーが名を連ねた微エレクトロなダンスナンバー『Right Now』、そして四つ打ち系『Nobody But You』と、ダンス曲ありバラードありのバラエティに富んだ4曲になってます。

このなかだと推しは断然『Not Loving You』ですね。「モロSam Smithやん」と苦笑いしそうになるけどいいもんはいい。

他の曲も上記のようなバランスになっていて、Rodney JerkinsプロデュースでMary J.のソウルフルな歌声に心奪われる『Doubt』、James Napierの手腕が光るアコースティック&メロディアスな『When You're Gone』、Rodney JerkinsがUKエレクトロ・ハウスに挑んだ感じの『My Loving』、R&B/SOULファンも安心して聴ける?『Long Hard Look』、鍵盤とドラムのゆったりとした演奏に乗るソウルフルな歌声がいい上質ナンバー『Whole Damn Year』、UKエレクトロ・ハウスな『Pick Me Up』&『Follow』、そしてエンディングをかざるピアノ弾き語り系バラード『Worth My Time』と、チャレンジ精神あふれる曲を含む12曲を収録。

HIP HOP色なしのMary J.…ありといえばありですかね。UKエレクトロ・ハウスな曲は少々ダサく感じなくもないけど、バラードに関しては耳と心を奪われるものもあっていいなと思いました。たまにはこういうのもいいですね。いくつになっても攻めの姿勢を崩さないMary J.。素晴らしいじゃないですか。