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大好きなアーティストの一人Janet Jacksonのオリジナル・アルバムとしては8枚目にあたる『Damita Jo』について。Janet Jacksonといえばあまり言いたくはないけど、やはり例の"ポロリ騒動"でしょうか。あれが故意的だったのか事故だったのかはよく分からないけど、あのポロリ騒動さえなければこのアルバムはもっと評価され、もっと売上げも伸びたのではないだろうか・・・そう思わずにはいられないほどこのアルバムはよく出来たアルバムなんです。

アルバムの内容は今までのJanet Jacksonとは違い、Jam & Lewis以外の多数の大物プロデューサーが参加しており、前作『All For You』の延長線上にあるような作品に仕上がってるように思います。

いきなり不満を言うのもなんですがDallas Austin手掛ける先行曲『Just A Little While』はポップすぎてあまり好きではないですね。チャートアクションもあまり良くなかったようで、これを最初にカットしたから不振に終わったのかも・・・なんて風に思ったりもします。実際アルバムでもちょっと浮いた印象があり、Janet Jackson側も配置に悩んだのか、まるでボーナストラックかのように一番最後に収録されてます。

その他の曲は文句なく素晴らしい曲のラッシュで、スクラッチが挿入された『Damita Jo』、Dallas Austin提供の小気味よいサウンドが◎な『Sexhibition』、Jay-Z"Can I Get A"の"バウンス!バウンス!"という声をサンプリングした可愛らしいナンバー『Strawberry Bounce』、人気プロデューサーKanye West提供のしっとりとした病み付き必至の2曲『My Baby』(Kanye Westはラップでも参加)&『I Want You』、相性抜群のJam & Lewis作の純美なミッド・ナンバー『Spending Time With You』、Scott Storchが提供した品よくパーカッシヴな心地よさ100%の『Island Life』、ハンドクラップを取り入れたJanet Jacksonらしい攻撃的でCOOLなダンス・チューン『All Nite(Don't Stop)』に、Jam & Lewis手掛けるレイドバックしたかのような『R&B Junkie』、Janetの柔らかいヴォーカルに合った流麗なミッド・チューン『Like You Don't Love Me』、Babyfaceプロデュースの陶酔率100%の美曲『Thinkin' Bout My Ex』、囁くような歌唱が印象的なムーディー曲『Warmth』、よどみ一つ感じられない透明感あふれるスロウジャム『Truly』と、これでもかといわんばかりに良曲が並んでます。

『The Velvet Rope』のようなコンセプトのしっかりとしたアルバムも好きだけど、こういうサラッと聴けるJanet Jacksonもいいですね。ある意味新鮮でした。

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