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夢の共演とはまさにこの3人のことではないでしょうか?Gerald Levert、Keith Sweat、Jonny Gillという、大御所3人によるグループLSGの1stアルバム『Levert, Sweat, Gill』について。97年頃発売されてすぐ購入し、その当時も「なんて良曲揃いのアルバムなんだろう」と感動しましが、年月を重ねるにつれてよりその良さが分かってきたような気がします。

この作品の良さは2つあり、1つはその豪華な制作陣&ゲスト。Gerald Levert & Edwin"Tony"Nicolas、Keith Sweatの他にP.Diddy、Jermaine Dupri、Jazze Pha、Rashad Smith、Darryl Allamby、ゲストにはFaith Evans、Coko(元SWV)、Missy Elliott、LL Cool J、Busta Rhymes、MC Lyte、The Lox・・・豪華すぎてため息しか出ませんよね。もう1つはボーカル3人のそれぞれ味の違った個性的な声が生み出す唯一無二の世界・・・もう凄すぎてただただ圧倒されるばかりです。

おすすめ曲は全曲なんですが、特に素晴らしい曲をピックアップ。先行シングルだったDarryl Allambyプロデュースの大人の色気がムンムン漂うセクシー曲『My Body』、アルバムの幕開けを飾る各々のヒット曲のフレーズがとび出す男汁タラタラの要チェック曲『Door #1』、Keith Sweat制作のセクシーすぎて卒倒しそうになるねっとり系ナンバー『Round & Round』、LSGの3人と雨を連想させる声をもつ女性シンガーFaith Evans、美しいハイトーン・ボイスの持ち主である元SWVのリード・ボーカルCoko、歌もラップもプロデュースもできる多才なアーティストMissy Elliottが熱い歌を披露する悶絶の極上曲『All The Times』、ヴォーカル、トラック、メロディ全てが切なくて胸の奥底が痛くなること必至の神曲バラード『My Side Of The Bed』、LL Cool J、Busta Rhymes、MC Lyte客演の一撃必殺のアップ『Curious』(Midnight Starのカバー)、Keith Sweat渾身の琴線直撃の1曲『Where Would We Go』と、これらはほんとハイクオリティでヤバいです。

上記以外も要注目曲のラッシュで、Bad BoyのドンP.Diddy提供のHIP HOP色が濃く出たストリート寄りの楽曲『You Got Me』(The Lox客演)、お次はSo So DefのJermaine Dupriが提供した怪しくもセクシーな『Where Did I Go Wrong』(JDは客演でも参加)、サウスを代表するプロデューサーJazze Phaがプロデュース&客演した『Let A Playa Get His Freak On』、おなじみの粘着力アリアリなKeith節が炸裂するスロウジャム『Love Hurts』(もちろんKeith Sweatプロデュース)、Gerald Levert & Edwin "Tony" Nicholas作のしっとり丁寧に歌い上げていく美曲『Drove Me To Tears』と、これでもかといわんばかりに良曲がぎっしりと詰まっています。

「若い者にはまだまだ負けんぞ!」というオヤジ・パワーの凄さを再確認させられる優秀アルバムですね。本当に素晴らしい。この先何年経っても聴き続けてるんだろなぁ・・・。

Levert Sweat Gill
Levert, Gerald
East/West Records
1997-11-06

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