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デビュー時からずっと在籍していたレーベルBad Boyから抜けたFaith Evansの4thアルバム『The First Lady』を紹介。Faith Evansといえばよく彼女の声を"雨を連想させる歌声"と表現されたりしますが、俺もまさにその通りだと思います。1stアルバム『Faith Evans』や名曲『Caramel Kisses』、『I Love You』のような切なかったり悲しかったりする曲を歌えば右に出る者はいないと言っても過言ではないし、いたとしてもMary J.Bligeぐらいではないでしょうか。

そんな彼女が放った今作に参加しているプロデューサー陣は、The Neptunes、Ivan Barias & Carvin Haggins、Jermaine Dupri、Mario Winans、Bryan-Michael Cox、Chucky Thompsonと、またまた大物揃いで内容もなかなか素晴らしいモノになっています。

The Neptunes提供でPharrellも参加した流麗かつ軽快でファンキーな『Goin' Out』、Ivan Barias & Carvin Hagginsがプロデュースした歌心に満ち溢れた先行シングル『Again』、スムージーでなんともいえない心地よさを提供してくれる軽やかなミッド・ナンバー『I Don't Need It』、包容力のある柔らかいヴォーカルに魅せられる心地いい気だるさ漂うスロウジャム『Stop N Go』、古き良き時代を髣髴とさせるような味わい深いナンバー『Mesmerized』、上品にハンドクラップをちりばめた『Jealous』、幻想的な世界が展開されるスロウ『Catching Feeling』、Jill Scottあたりが歌ってもピッタリはまりそうな美曲『Get Over You』、よどみ一つない純美で陶酔率高めの癒し系ナンバー『Until You Game』、ナイトドライブのお供にピッタリのムーディーな1曲『Lucky Day』、早口ラッパーTwistaと共演した文句なしの良曲『Hope』など、どこか懐かしい香りのする楽曲たちがいい味を出しています。

ここからは白眉曲。Mario Winansとデュエットした『Ever Wonder』(Mario Winansプロデュース)あたりもかなりいいけど、個人的に一番良かったのはJermaine DupriプロデュースBryan-Michael Cox、Johnta Austin関与の『Tru Love』。やはりFaith Evansの声は切ない楽曲にハマりますね。

全体的にどの楽曲も非常にレベルが高く、まとまりもあって素晴らしいアルバムに仕上がっていると思うしおすすめアルバムには違いありません・・・。でも俺がFaith Evansに求めているような"雨を連想させる歌声"を最大限に引き出した曲はどこにもなく、もう"Bad BoyのFirst Lady"ではなくなったのだなと悲しい実感。ちょっと複雑な心境です。

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