tlc-crazysexycool

メンバーの1人Lisa "Left Eye" Lopezを交通事故で失ってしまった伝説の女性R&Bグループ、TLCの2ndアルバム『CrazySexyCool』について。TLCは主にメイン・ヴォーカル担当することが多いT-Bozと、ラップ担当のLeft Eye、そしてヴォーカルとコーラス担当のChilliの3人から成るガールズR&Bグループで、常に時代の先端をいってるアイコン的存在のカリスマ・グループ。

このアルバムもR&Bを買いあさり始めた頃に購入した1枚で、擦り切れるくらい聴きまくったアルバムです。個人的に本作は彼女達のアルバムの中で1番完成度の高いアルバムではないかと思っています。買った当初は何も分からずに聴いていたので気付きませんでしたが、このアルバムって大物プロデューサーがこれでもかってくらい参加していますよね。

注目の楽曲&参加陣を紹介していくと、Dallas AustinプロデュースでT-Bozの魅力的な低音ヴォイスが冴える大ヒット曲『Creep』、Left Eyeの歯切れのいいラップが炸裂するJermaine Dupri提供の『Kick Your Game』、Babyfaceの手腕が光るとっても心地いいナンバーでこちらもシングルカットされた『Diggin' On You』、Dallas Austin手掛けるビートの利いたグルーヴィ・チューンで個人的一押しの『Case Of The Fake People』、再びBabyfaceプロデュースのイントロからして哀愁がムンムン漂うムーディーかつセクシーなミッド・ナンバー『Red Light Special』、Sleepy Brownを含むOrganized Noize提供のとってもキャッチーで聴くほどにハマる極上曲『Waterfalls』(水面で歌うPVも○でした)と、本当にいい曲がてんこ盛り。

他も注目曲多数で、BabyfaceプロデュースのT-Bozの魅惑的な低音ヴォイスが歌心を猛刺激する好曲『Let's Do It Again』、Sean "Puffy" CombsとChucky TompsonのBad Boy勢が手掛ける孤高のアーティストPrinceのカバー曲『If Was Your Girlfriend』、いい意味で気だるさ漂うDallas Austin提供のじわじわ染みてくるナンバー『Take Our Time』、個性派ラッパーBusta Rhymesがいい味出してる『Can I Get A Witness(Interlude)』、TLC作品には欠かせない存在となったJermaine Dupriが手掛けたキュートな1曲『Switch』、Organized Noize作の黒いファンクネスを感じ取ることができる激渋曲『Sumthin' Wicked This Way Comes』と、超豪華陣がバックアップしたハズレなしの会心の傑作アルバムとなっております。

ベストアルバムでサラッと主要曲だけ聴くのもアリですが、やはりこのアルバムは1枚通して聴くのがベストではないでしょうか。多くのフォロワーを生み出したのも納得の出来に仕上がっています。

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