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ラッパーNasとめでたくゴールインした個性的な女性R&BシンガーKelisの2ndアルバム(日本では3rd)『Tasty』について。Kelisといえば1stアルバムでガッツリ組んでいたプロデュース・チームThe NeputunesのPharrellとあまりうまくいっていないという噂がありましたよね。まさかこの2人がそういうことになってるだなんて思いもしなかったから、初めて知ったときはビックリしました。

それが関係しているのかどうかは分からないけど、このアルバムでThe Neputunesが手掛けているのは14曲中5曲と前作に比べると大幅に減っています。だからといってアルバムの質が落ちているかというとそうではなく、逆にそれが吉と出ているように思います。

まず聴いた瞬間「おっ!」と惹かれたのが、Dallas AustinプロデュースのBPM早めでダブっぽい『Trick Me』と、"何年か先イっちゃってます"風ロックな『Keep It Down』の2曲。Dallas Austinがロック系が得意なのは知っていましたが『Keep It Down』はフューチャリスティックでかなりカッコいいです。

The Neptunesが手掛けた注目曲は、すでにヒット済のぶっといベースが印象的な聴けば聴くほどハマってしまう先行シングル『Milkshake』、US盤はリリースされなかったけど日本ではリリースされたアルバム『Wanderland』にも収録されていた『Flashback』、Pharrellも微妙に歌っているスペーシー・チューン『Protect My Heart』、力むことなくソフトに歌う『Sugar Honey Iced Tea』、ポコポコした打ち込みが利いた『Rolling Through The Hood』あたり。

あとはRockwilder提供でダーリンNas客演のビートがうねうねしてる摩訶不思議曲『In Public』、なんとあのOutkastの片割れAndre3000提供&客演の疾走感あふれる『Millionaire』、この個性の強い楽曲の中で、いいスパイスというか中和する役割を果たしているRaphael Saadiq提供のジャジーで心地いい気だるさに襲われるナンバー『Glow』、Kelisの抑えめなボーカルが心地いい気だるさを醸し出す『Attention』、ストリングスが効いた『Marathon』も素晴らしいです。

今回も期待どおりの仕上がりで、"個性派Kelis"らしい斬新でぶっ飛んでる曲もある、十分楽しめるアルバムになっていると思います。The Neptunesが全面プロデュースしなくてもやっていけることを証明した作品になってますね。持っていて損なしです。

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