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あの大御所プロデューサーQuincy Jonesに見出された美女、Tamiaの3rdアルバム『More』について。歌手活動の傍ら映画『スピード2』にも女優として出演など、多方面で活躍しているアーティストTamiaが届けてくれた今作は、可憐な魅力がたっぷりと詰まった1stアルバムや妖艶なTamiaが堪能できる2ndアルバムなどの過去2作に負けずとも劣らない"大人の女性"の魅力がたっぷりと詰まった充実作に仕上がっています。

ルックスのみならず、楽曲の内容も美しい曲のオンパレードで、今作からの先行シングルでアコースティックギターを主体としたやさしいトラックに乗せしっとりと歌い上げる美しいバラード『Officially Missing You』、Jermaine Dupri手掛けるUsher"Burn"のような美曲『Still』、R .Kelly提供の水滴音が印象的な純美な曲を見事に自分色に染め上げた好スロウ『Questions』と、シングル曲はどれも文句の付け様のないものばかりでしたね。

あと個人的にピックアップしたいのが、"小娘Ashantiの歌うバージョンもいいけど本家は私よ!!"とばかりにTamia本人が歌い直したFabolousとの甘くメロウな共演曲『Into You』。Ashantiバージョンも好きだけど、やっぱ本家にはかないませんね。

他も、ラテンのフレイバーを漂わせた『I'm Yours Lately』、大御所Babyfaceプロデュースの美しいミディアム・スロウ『Smile』、Track Masters仕事によるラテンの雰囲気漂うセクシーかつ心地いいアップ・ナンバー『On My Way』(Red Cafe客演)、こちらもTrack Matersプロデュースのギターのカッティングが効いたキュートなミッド『More』(Freck The Billionaireをフィーチャー)、力強く歌い上げる傑作『Poetry』、しっとりと大人の魅力全開で歌う『Whispers』、Mario Winansプロデュース&客演の大人の雰囲気漂う『Mr Cool』、こちらもMario Winans手掛けるどこかオリエンタルな『Why Ask Why』、名曲"Close To You"をベテラン・シンガーGerald Levertとデュエット&カバーしたセクシーかつ熱く歌い上げる昇天確実の個人的激推奨曲!!『(They Long To Be)Close To You』などなど、品のある"大人の女性"が歌い上げた美曲の数々がたっぷりと収録されたアルバムになっています。

フロア仕様のアッパーな楽曲は見当たりませんが、スーッと心に染み入ってくるような癒しの要素を持ち合わせた楽曲は多数収録されているので、しっとりとした作品が好きな方はぜひ聴いてみて下さい。穏やかな気持ちにさせてくれる素敵なアルバムですよ。

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