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コンスタントにアルバムがリリース出来るのは売れっ子の証、Atlantaの元ラジオ局でDJで、ダーティ・サウスを代表する個性派ラッパーLudacrisの4thアルバム『The Red Light District』について。その独特の個性で他アーティストからも声が掛かりまくりの引っ張りだこ状態で、自分の作品でも毎回ヒットを飛ばすLudacrisですが、今回もその"おバカエロキャラ"は炸裂しており、全16曲という結構なボリュームにもかかわらずあっという間に聴き終わってしまうアルバムになっております。

個人的注目曲を挙げていくと、まず少年4人からなるボーカル・グループMistaの元メンバーで、近々デビュー予定のDTP期待の男性シンガーBobby Valentinoをボーカルに招いた昇天必至のメロウ・チューン『Pimpim' All Over The World』が素晴らしい。これはHIP HOPファンのみならずR&Bファンも必聴ではないでしょうか。

あとシングル関連でいくと、これぞLudacrisといった感じの昔のSwizz Beatzが手掛けそうなトラックが印象的な『Number One Spot』、これでもかってなくらいアゲアゲで嫌でもテンションが上がるインパクト大な先行ヒット・シングル『Get Back』の2曲もいいですね。

他も、DMXと個性派対決を繰り広げるキャッチーなフックがクセになる好曲『Put Your Money』、TLC『Waterfalls』などのヒットで有名なプロデュース・チームOrganized Noizeの一員Sleepy Brownがほのぼのと歌う『Blueberry Yum Yum』、"ヴォイス・オブ・Gファンク"ことNate Doggがフックを担当するちょっとKanye Westっぽくもある心地よさ100%の歌モノ『Child Of The Night』、Timbalandプロデュースの摩訶不思議ワールド炸裂でとにかくイッちゃってる『The Potion』(Ludacrisとの相性は◎)、パワフルにゴリ押しする感じのフックがLudacrisらしいNeedlezプロデュースの『Pass Out』、DJ Quik参加のGファンク系のレイドバック感がたまらない良曲『Spur Of The Moment』(Kimmi J.も客演)、サウス色全開のひきずるようなシンセの音がクセになる『Who Not Me』(Small World、Dolla Boy客演)、持ち前の個性でループ感の強いトラックも飽きさせず聴かせる『Large Amounts』、スクリューしたような声サンプリングが効いてる『Two Miles An Hour』、Trick Daddyと掛け合う『Hopeless』、Nasのアルバムにも収録されていた『Virgo』と、今作も見逃せない要チェックの内容となっています。

ここまで聴く者の期待を裏切らない良作を連発してくれると安心して聴けますね。どんなゲストやプロデューサーと組もうと、決して揺るぐことのない個性的なキャラも○です。今作も激推薦アルバムに楽々認定。

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