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今最も輝いているガールズ・グループ、Destiny's Childの大ヒットを記録した3rdアルバム『Survivor』について。このアルバムをリリースするまでの間にメンバーの脱退&加入などのドタバタがあり一時はどうなることかと思いましたが、なんとかこの3人で上手くやっていけてるみたいで一安心。このアルバムの鍵を握るのは新メンバーとして加入したMichelle Williamsのちょっとハスキーで魅力的な低音ボイスが加わったこと。BeyonceやKelly Rowlandとは一味違う彼女の声が加わったことにより、より彼女達の歌に深みが増したように思います。

楽曲の方に目を向けるとBeyonceが大幅に関与した曲が目立つなというのが最初の印象。シングルでは、映画「Charlie's Angels」のテーマソングでBeyonce & Track Mastersがプロデュースしたキャッチーなフックが◎な『Independent Woman Part1』、ガラッとイメージを一新した『Independent Woman Part2』、脱退した(させられた)LeToya LuckettとLaTavia Robersonに宛てた感の強い詞と攻撃的なトラックが強烈なこちらもヒット曲『Survivor』、随所に挿入された合いの手のような声が利いた斬新なアッパー・チューン『Bootylicious』、Beyonce & Dent手掛ける"Nasty"な女の子へのメッセージ『Nasty Girl』、アコースティックでしっとりと聞かせるThe Bee Geesのカバー『Emotion』などがカットされヒットを記録。

アルバム曲も粒揃いで、ストリングスがドラマティックに響きわたる『Fancy』、俺だけかもしれないけどEn Vogueを髣髴とさせるなと思った『Apple Pie A La Mode』、Beyonce & Damon Elliottによるハンドクラップが鳴り響く前傾姿勢のトラック上で美しいコーラスを披露する『Sexy Daddy』、Timbaland以降のサウンドに挑む『Perfect Man』、キラキラしたとっても可愛らしいナンバー『Happy Face』、Soulshock & Karlinと絡んだ『Dance With Me』、Beyonceがソロアルバムにも収録するほど気に入っているという美バラード『Dangerously In Love』などなど、アップもよしバラードもよしのハイクオリティなアルバムに仕上がっています。

最新アルバムではどちらかというと聴かせることに徹していましたが、今作はトレンドセッターとしての役割を見事に果たした斬新かつ可憐な傑作アルバムとなっていますね。攻めの姿勢がひしひしと感じられて○。歌ってもすごい、曲を作らせてもすごい・・・Beyonce恐るべし。

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