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前作『Elephunk』が大ヒットを記録し、一気に知名度が高まった個性派4人組The Black Eyed Peasの4thアルバム『Monkey Business』について。3rdアルバム『Elephunk』はHIP HOP、R&B、ロック、POP、ボサノヴァなど様々な音楽を上手くミックスした非常にバラエティに富んだ傑作でしたよね。女性メンバーFergieが加わったことで見た目的にも音楽的にも華やかさが増し、より聴きやすくなったのもプラス要因だったのではないでしょうか。そんな彼らが贈る今作ですが、今回も前作同様ジャンルに縛られることなく、いい意味で"なんでもあり"の快作に仕上がっています。

個人的なお気に入り曲は、Fergieのキュートな歌声とラテンちっくなトラックがスパイスとなった先行シングル『Don't Phunk With My Heart』、映画"パルプフィクション"のテーマ曲を使用した反則ギリギリなんだけどキャッチーで思わず耳を奪われてしまう好曲『Pump It』、アコースティックなトラックとFergieが歌うフックが○なキャッチーかつとっても可愛らしい胸キュン・ナンバー『Don't Lie』、Fergieの歌う"マイハマイハマイハ"と全編にちりばめられたハンドクラップが嫌でもクセになる『My Humps』など。

他も注目曲多数で、Timbalandがプロデュースを担当し前作にも参加していたJustin Timberlakeを再びフィーチャーした怪しさ100%の悶絶曲『My Style』、Q-Tip、Talib Kweli、Cee-Lo参加というだけでも昇天モノなのに現在大ブレイク中のJohn Legendまでも引っぱり出してきて歌わせた昇天確実の超豪華曲『Like That』、Dante Santiagoを客演に招いた中東系ナンバー『Dum Diddly』、Fergieの美しいコーラスにノックアウトさせられるメロディアス曲『Feel It』、アコギの心地いい演奏をバックに歌う『Gone Going』、大御所James Brownを客演に招いた極上のファンク・チューン『They Don't Want Music』、メンバーの個性が色濃く出た『Disco Club』、キャッチーな歌とスペーシーなトラックが絶妙に混ざり合う意欲作『Bebot』、ハープやスネアの利いた『Audio Delite At Low Fidelity』、Sting"Englishman In New York"をサンプリングしな・なんとその本人Stingにフックを歌わせるというなんとも贅沢で非常にヒット・ポテンシャルの高い一撃必殺メロディアス曲『Union』、ハンドクラップがテンションをかき立てる『Do What You Want』など、ボリュームもすごいですね。

今作『Monkey Business』を聴くまでは、大ヒットした前作『Elephunk』のプレッシャーに押しつぶされていまいちな内容になってしまうのではないかと心配していましたが、余計なお世話だったみたいですね。「多分パッとしないアルバムになるだろうから辛口な感想書いてやろうかな」なんて思っていた自分が恥ずかしい。

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