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Janet Jacksonの彼氏でもあり、Mariah Carey、Usher、Alicia Keys、TLCなど、数々の大物達をチャート上位に送り込むトップ・プロデューサー兼ラッパー、Jermaine Dupriの2ndアルバム『Intructions』について。JDの個性的な"ウニョウニョ蛇ラップ"は好き嫌いがハッキリ分かれるところですが、質の高い楽曲を生み出すその才能は文句のつけようがありませんよね。今作は地元アトランタを意識したバウンス曲を主とし、外部からもゲストを招いたりとバラエティに富んだアルバムになっています。

特筆すべき曲は、解散したはずのXscape(この時のXsccapeはオリジナルメンバーなのかな?)が黒い歌を聞かせる『Rock With Me』、Bun BとPimp Cの最強コンビUGKをフィーチャーしたバウンシーなトラックが病み付きになる『Money, Hoes & Power』、兄弟的存在のUsherがフックを担当するタメの効いたバウンシー・チューン『Get Some』(Boo & Gotti、R.O.C.も客演)、Nate Doggが相変わらずのレイドバック臭プンプンのボーカルを披露する好曲『Ballin' Out Of Control』、The NeptunesプロデュースでClipseをフィーチャーした『Let's Talk About It』、南部出身のコーラス・グループJagged Edgeがフックで厚く美しいコーラスワークを披露する歌モノ『Your & Mine』など。

他も豪華で、Jermaine DupriとLudacrisが"YO!!YO YO YO YO!!!"と煽りまくるテンション上がりまくりのアトランタ賛歌『Welcome To Atlanta』、Jadakiss、Freewayをゲストに招いた不穏で硬質なトラックがカッコいい『Hate Blood』、ニュークラシック・シンガーBilalがファルセットで歌い花を添えるバウンシー・チューン『Supafly』、低音の効いたバウンス・チューン『Rules Of The Game』(Manish Man客演)、南部出身のJermaine Dupriが西の"Gファンク"にチャレンジしたNate Dogg、R.O.C.、Tigah、Skeeter Rock、Trey Lorenz、Katrina客演の『Whatever』、Kurupt、Too Short、Field Mobらが参戦した『Jazzy Hoe's Part2』、Da BratとKandiが参加した怪しい空気に包まれる『You Bring The Freak Out Of Me』と、なかなか楽しめる作品に仕上がっております。

Mariah Carey『It's Like That』でお得意のウニョウニョ蛇ラップを披露していたJermaine Dupriですが、愛する彼女Janet Jacksonの新作では大幅に関与するみたいなので、そちらも楽しみですね。

Instructions
Jermaine Dupri
Sony
2001-10-31

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