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人種を超えて支持を得ている大人気ラッパーEminemの半生を基に描かれた自伝的青春音楽ムービーのサントラ、『8 Mile』について。毎度のことながらこの映画もまだ観てません。なので映画の内容に関してはつっ込まないで下さいね^^;

今作の内容なんですが、Eminem主演ということもあって半数近くの曲をEminemがプロデュース。個人的に期待していたDr. Dreがプロデュースした曲は残念ながら1曲もなく、2曲のMIXを担当しているだけでした・・。

映画の内容が内容なので仕方ないのかもしれませんが、まったく飽きずに全曲聴きとおすことが出来るかというと正直途中でダレちゃいました。もちろん単曲では素晴らしい曲もあるんだけど、重くダークなトラックがほとんどなのでR&B寄りの俺にはちょっとキツかったです。

そんな中でも個人的に惹かれた曲を挙げると、この映画のメイン曲でEminem自身がプロデュースした不穏かつ臨場感あふれるトラックに破壊力抜群なフックが○な言わずと知れた大ヒット・ナンバー『Lose Yourself』。なんだかんだいってもやっぱこれですよね。派手さなどないシリアスな雰囲気の曲だけどじわじわきます。

他も、女性シンガーが歌う物悲しいフックがスパイス的な役割で効いてる『Love Me』(Obie Trice、50 Cent参加)、鬼気迫るかのようなスリリングなトラックがカッコいいEminem『8 Mile』、重厚でスリリングなトラックをバックにひたすらラップする『Rabbit Run』(Eminemプロデュース)、Obie Triceの雄臭いラップが炸裂する『Adrenaline Rush』、50 Centがハードなんだけどフックはキャッチーという彼らしい曲を披露する『Places To Go』、Eminem率いるHIP HOPユニットD12の『Rap Game』、Jay-ZがFreewayを招いて挑んだ『8 Miles And Runnin'』、Xzibitが唾がとんでそうなくらいパワフルでねちっこいラップをブチかます『Spit Shine』、このアルバムの中で"唯一のオアシス"といっても過言ではないMacy Grayが歌う『Time Of My Life』、NasとChucky Thompsonが共同プロデュースしたピアノ?の音色が終始鳴り響く『U Wanna Be Me』、Dr.DreがMIXを担当した50 Cent『Wanksta』、Eminemがその才能を認めた白人兄妹デュオBoomkatが歌う儚げなバラード『Wasting My Time』、Aftermath入りしたのもつかの間、速攻離脱したRakimがたたみ掛けるかのようなトラックにのせラップする『R.A.K.I.M.』(Dr.DreがMIXを担当)、DJ Premierプロデュースのスクラッチ音が鳴り響くGangstarr『Battle』などなど。

映画あってのサウンドトラックなのであまり文句は言えないけど、出来ればDr. Dreプロデュース曲と歌モノが欲しかったな・・・。でもまあHIP HOP好きの人にはたまらない1枚だと思います。

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