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全世界で1500万枚以上のセールスを誇る男性R&BシンガーKeith Sweatのオリジナル・アルバム5枚目『Keith Sweat』について。ソロ・アーティストとしても大成功を収めている(このアルバムは400万枚以上のセールスを記録)彼ですが、Johnny Gill、Gerald Levertと組んだドリーム・チームLSGも大当たり。Johnny Gillの神級の歌唱力とパワフルなGerald Levertのボーカルに負けじと個性的なメーメーボイスを披露していたのを思い出します。そんな彼が96年に放った今作ですが・・・最高としか表現できません。Keith Sweatのもつ甘く個性的な歌声の魅力をお腹いっぱい味わえる大傑作に仕上がっています。

ご存知のとおりKeith Sweatは自作自演の出来るアーティストなので、今作も全曲彼自身がプロデュースを担当しています。一押しはこの2曲。極上のメロウ・チューンにして彼の持ち味である鼻にかかったような歌声の魅力を100%活かしきった病み付きミディアム・スロウ・ナンバー『Twisted』、Athena Cageなる女性シンガーとデュエットした昇天必至の極上スロウ・ジャム『Nobody』。どちらも本当に大好きで何度聴いたかわからないくらいですよ。この2曲が収録されてるだけで名盤は確定なんだけど、他の曲も素晴らしいものばかりなんですよ。

Gerald Levert、Aaron Hall、Buddy Banksという歌バカ軍団を相手にメーメー鳴く濃厚&濃密なナンバー『Funky Dope Lovin'』、Keith Sweatのセクシーな低音ボイスにちょっとビックリさせられる美麗なスロウジャム『Yumi』(サビはもちろん"羊"状態)、甘美な歌声にトロけそうになる陶酔曲『Whatever You Want』、ビートの効いたトラック上で女性ボーカルと甘く絡み合うスムージーなアップ『Just A Touch』、ラップをフィーチャーした意欲的なアップ『Freak With Me』、大御所Ronald Isleyと熱唱バトルを繰り広げる極上のバラード『Come With Me』、この上ないセクシーな雰囲気に包まれるただただ聴き入るばかりの『In The Mood』、タイトルどおりあたり一面に甘い世界が広がる股間濡れまくりの『Chocolate Girl』と、聴き終わった頃には跡形もなく溶けてしまいそうなほどスウィートなアルバムになっています。

買った当初よりも大人になった今の方がより良さを理解できた気がします。真夜中に一人マッタリ聴くもよし、恋人と甘い時間を過ごしたいときに流すもよしの間違いない1枚ですね。これは間違いなく名盤です。

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