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The NeptunesとTimbalandというR&B/HIP HOPシーンを代表する2大プロデューサーを招いて、大ヒット・アルバムを作り上げたJustin Timberlake率いるボーイズ・グループ★Nsyncの3rdアルバム『Celebrity』について。メンバーはJustin Timberlake、JC、Lance、Chris、Joeyの5人でオーランドで結成。本作を含む3枚のアルバムが全て1,000万枚以上を売り上げるという、言わずと知れた大人気グループです。普段あまりこういう白い作品は聴かないのですが(特に男性アイドル作品)、彼らのアルバムはR&B/HIP HOP好きにもおなじみのプロデューサーやゲストが参加してたりするので素通りする事はできません。

全世界で1500万枚以上売上げた前作に次ぐ真価を問われる今作ですが、更に進化を遂げた彼らを発見することが出来ます。まずはこのアルバムからの先行シングルに抜擢されたJustin Timberlakeプロデュースの『Pop』。これは間違いなく極上の"ポップ"ダンス・チューンですね。脳内をシェイクするかのようなグルーヴ感がたまらなくいいです。そしておまけにキャッチーで聴くたびにハマります。

その他では、Rodney Jerkinsが攻撃的で病み付き度の高い楽曲を提供したアッパー・チューン『Celebrity』、ゲームの効果音をうまく取り入れた電子音飛び交う脳内シェイク曲『The Games Is Over』、Nellyをフィーチャーしたリミックスも話題になったThe Neptunesがプロデュースを担当した妖しくセクシーな好曲『Girlfriend』、キラキラとしたトラックがとっても心地いい『The Two Of Us』、アコースティック・ギターをバックに切なく歌い上げる失恋曲『Gone』、Britney Spearsあたりがやっても○っぽい『Tell Me, Tell Me...Baby』、2ステップっぽいビートが効いた『Up Against The Wall』、ファルセットを多用したサビがクセになる『See Right Through You』、Brian McKnightがプロデュースした美しいバラード『Selfish』、同じく壮美なバラード『Something Like You』、東洋系の弦の音色がいい味出してる『That Girl(Will Never Be Mine)』、ふわっと柔らかいトラックなんだけど体が動いてしまう『Do Your Thing』など、自作曲、大物プロデューサー曲ともに非常に質の高いポップ・アルバムに仕上がっています。

このバキバキで"脳内シェイク系"のダンス・チューンのオンパレードは、Rodney Jerkinsが渾身の力を振り絞ったMichael Jacksonのアルバム『Invincible』を髣髴とさせますね。「ブラックしか聴かない」という人にもぜひ聴いてもらいたい、そんなアルバムです。

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