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レーベルをAristaからAaliyahの叔父Barry Hankerson率いるBlackgroundに移しての第1弾作品、Toni Braxtonの5thアルバム『Libra』について。The NeptunesやRodney Jerkins、Irv Gottiらを招いて作り上げた前作『More Than A Woman』のセールスが振るわず、それが原因かレーベルを移籍。"今度コケたらヤバい"とばかりに気合いを入れなおして作り上げた今作ですが、等身大の彼女を上手く表現することに成功した充実作になっているように思います。

Scott Storchプロデュースのストリングスがドラマティックに響きわたる美しいトラックにToni Braxtonの魅力的な低音ヴォイスが乗る艶美曲『Please』、ピアノが儚げに鳴り響くBryan-Michael Cox提供の安定感のあるミッド・ナンバー『Trippin'(That's The Way Love Works)』、Rich Harrisonがまたまたドカドカうるさいだけのマンネリ駄曲を提供したのかを思いきや、サビあたりからの流れに「なかなかやるじゃん」と感心させられる『Take This Ring』など、シングルはどれも◎だったわけですが、アルバム曲もいいですよ。

Bryan-Michael CoxプロデュースでThe Crusaders"In My Wildest Dreams"を敷いた心地よさ100%の昇天曲『What's Good』、敏腕プロデューサー・コンビSoulshock And Karlin制作の90年代を髣髴とさせるような上質なミッド・ナンバー『Midnite』、古くからの付き合いであるBabyfaceと妹Tamar Braxtonがバックコーラスで参加した豪華仕様のバラード『I Wanna Be(Your Baby)』(The Underdogs & Babyfaceプロデュース)、地味な曲なんだけど繰り返し聴きたくなるハンドクラップ使用曲『Sposed To Be』、Jennifer Lopez作品などでおなじみのCory Rooneyが手掛けたジャジー&ムーディーなスロウジャム『Stupid』、水滴音を取り入れた美しいトラックをバックに持ち前の低音ヴォイスを乗せる『Finally』、愛する旦那様Keri Lewis提供のアコースティック・ギターだけをバックに歌で勝負する『Shadowless』と、フロアを盛り上げるようなド派手な楽曲は見当たりませんが、"サッドソングの女王"の声にピッタリと合った楽曲で埋め尽くされた上質なアルバムに仕上がっています。

あまり期待してなかったんだけど地味〜にいいですね。参加してるプロデューサー陣もかなり豪華だし。売れるかどうかはわかんないけど、内容の方は見逃すことの出来ないものになっているように思います。

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