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Sisqo率いるDru Hillと仲がいいことや、大ヒット曲『No More』を放ったことでも知られている歌える"正統派"男性デュオRuff Endzの2ndアルバム『Someone To Love You』について。男性2人組みといえばまずK-Ci & JoJoが浮かぶと思いますが、この2人もK-Ci & JoJoに負けないくらい歌える"歌バカ"なんです。声質もK-Ci & JoJoと近いものを感じますね。今作がリリースされる前にサントラ『Down To Earth』に提供した『Someone To Love You』の出来が気絶しそうなほど素晴らしかったので、「これは素晴らしいアルバムになるぞ!」と思っていたら、案の定聴き応え十分の文句なしの傑作に仕上がっていました。

特筆すべき曲は、そのサントラにも収録されていたCory Rooney & Troy Oliverプロデュースのとってもメロディアスで美しい卒倒率100%の神曲『Someone To Love You』。何度もいうけどこの曲があるだけで本作は買いなんですが他もいいですよ。

どこまでも美しいメロディーに乗せ黒い歌声を響かせるこれまた失禁確実の昇天ミッド『Will You Be Mine』、The Charactersが手掛けた甘くとろけそうな胸キュン曲『You』、Jay-Zの弟分ラッパーMemphis Bleekをフィーチャーした攻撃的なアップ『Cash, Money, Cars, Clothes』、アコースティック・ギターをバックに感情豊かに歌い上げるNight & Day提供の『Bigger』、ギターのループが印象的なトラックをバックに歌う『Shake It』、ストリート仕様の怪しいアップ『Would U Leave Me』、Troy Oliverの手腕が光るセクシーでとっても綺麗な陶酔ミッド・ナンバー『Sure Thing』、Ruff Endzが歌う不穏なチキチキ系『Kamasutra』、ファルセットを駆使してムーディー歌い上げるオリエンタル系バラード『Threesome』、こちらも琴のような弦の音色が効いた『If It Wasn't For...』、Cory Rooneyプロデュースの幅広い層にうけそうな涙腺刺激しまくりの好ミッド『You Mean The World To Me』、フロアを意識したビートの利いたアップ『Don't Stop』、美しいピアノの音色が印象的な『Look To The Hills』と、酔いしれること確実の楽曲が網羅された大満足のアルバムになっています。

1stアルバムも素晴らしい内容だったけど、今作も充実してますね。最初から最後まで手抜き一切なしの上質な楽曲が収められてるのですが、特の前半に集められているスロウジャムは圧巻なので要チェックです。

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