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Coko、Taj、Leleeの3人からなるガールズ・ユニットSWV(Sister With Voices)の2ndアルバム『New Beginning』を紹介。90年代のブラックミュージックを語る上で決して避けて通ることの出来ないグループSWV。リード・ボーカルを担当しているのは皆さんご存知の元祖ハイトーン・ボイスの持ち主であるCokoです。そのCokoの華麗な歌声を存分に堪能することが出来る今作ですが、彼女達の作品の中で1番の名作だと呼び声高いアルバムだけあって、大・大・大満足の内容になっています。

要チェックの楽曲をざっと挙げていくと、跳ねるビートが印象的でCokoの魅力も炸裂しまくる説明不要のヒット・シングル『You're The One』(Allstarプロデュース)、まだちゃんと個性が確立できてない頃のThe Neptunesがプロデュースした美しいスロウジャム『Use Your Heart』、Coko以外のメンバーが健闘する『It's All About U』などのシングル群はハズせませんよね。

Allstarが手掛けたとってもグルーヴィでカッコいい病み付き度100%のアップ『Whatcha Need』、Cokoが自慢のハイトーン・ボイスでぐいぐい引っぱるこれまたカッコいいアップ『On & On』(Erick Sermon提供&ラップでも参加)、しっとりソフトに歌うBrian A. Morgan提供の『Fine Time』、Allstar仕事によるハートウォーミングな1曲『Love Is So Amazin'』、上質なバラードを作ることで有名なDaryl Simmonsが提供した美曲『You Are My Love』、ただただ酔いしれるだけのスロウジャム『I'm So In Love』、再びThe Neptunesの2人が制作したじわじわ心身に響いてくる好メロウ・チューン『When This Feeling』、Brian A. Morganプロデュースによるアコースティックなバラード『What's It Gonna Be』、どこかジャジーな香りも漂う『That's What I'm Here For』(Brian A. Morgan作)、Chucky Thompsonが提供した美しい中にも切なさを感じる『Don't Waste Your Time』と、最初から最後まで手抜き一切なしの充実しまくりのアルバムに仕上がっています。

前半に集められたアップ、中盤以降に配置された美しいスロウジャムの数々、どちらも本当に聴き応えありありでいいですね。言うまでもないと思うけど間違いなく必聴盤。ブレイク前のThe Neptunesがコッソリ参加してるのも注目です。

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