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西アフリカはセネガル出身の男性シンガーAkonのデビュー・アルバム『Trouble』について。このアルバムはなんてジャンルに当てはまるのだろう。R&B、HIP HOP、REGGAEなどいろんな要素がミックスされてる感じがします。その気持ちよさといったら半端ない。決して歌唱力抜群ではないんだけど、すごく個性的というか味のある歌声をもってますよね。歌い方についてですが一番REGGAEに近いような気がします。

内容の方ですがほとんどの楽曲をAkon自らがプロデュースを担当。個人的にこのアルバムといえばこの2曲です。今作からの先行シングルだった『Locked Up』と"はじめてのチュウ"を連想させるような早回しが印象的な『Lonely』。『Locked Up』の方はストリートをイメージさせるようなザラついた1曲で要所に爆発音みたいな音が挿入されていて、アルバムの最後にはThe LoxのメンバーStylesと務所つながり共演したリミックス『Locked Up(REMIX)』も収録されています。『Lonely』の方はBobby Vinton"Mr. Lonely"を反則ギリギリのレベルでサンプリング&早回ししており、頭の中にはかなりの確率で「なんか用ナリか〜?」とコロ助が登場します(笑)

他では跳ねるビートが心地よく鳴り響く『Trouble Nobody』、ダンスホール的なノリにおもわず体が反応してしまう『Bananza(Belly Dancer)』、スリリングなトラックを見事に乗りこなす『Gangsta』、心地よさ高めの哀愁が漂っている『Ghetto』、ハスキーなボーカルが活きた『Pot Of Gold』、ギターのカッティングらしき音をフィーチャーしたトラックをバックに"Akon節"を炸裂させる『Show Out』、HIP HOP寄りのトラックにも上手く対応してみせる『When The Time's Right』、ギター音とスクラッチ音が絶妙に交わる1曲『Journey』、またまたコロ助が登場する(笑)好曲『Don't Let Me』、中近東あたりを連想させるR .Kellyっぽいミディアム・アップ『I Won't』と、オリジナリティあふれるおもしろいアルバムに仕上がっています。

これは素晴らしいシンガー・ソングライターが現れましたね。早くも2ndアルバムが聴きたくてウズウズしています。多くの人がチェック済みの1枚だとは思いますが、未聴の人はぜひチェックしてみて下さい。

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