Gerald_Levert_-_Do_I_Speak_for_the_World

O'Jaysのリード・シンガーEddie Levertの息子で、兄のSean LevertやMarc Gordonらと結成したLevert、Keith SweatとJohnny Gillという大物3人によるドリーム・ユニットLSG、そしてソロ・シンガーと、多くの顔を持つパワフルかつエモーショナルな歌声を武器とする才能あるアーティスト、Gerald Levertの通算8枚目となるソロ・オリジナル・アルバム『Do I Speak For The World』について。2rdアルバム以降の作品は全て所持しているのですが、今作もこれまでの作品に匹敵…いやそれ以上の素晴らしい内容になってるように思います。

白眉曲を挙げる前にまずはシングル曲。火傷するくらいのアツい激唱で聴く者のハートを撃ち抜く『So What(If You Got A Baby)』、Geraldのアツいボーカルにキーボードやギターのやさしい音色が絡みつく夢心地なスロウジャム『Lay You Down』…以上かな?

アルバム曲の方は、Bobby Valentino作品によく似た幻想的な世界が広がるDarrell Delite Allambyによる『Intro/Speak For The World』で幕が開き、同じくDarrell Delite Allambyが昇天必死の美しすぎるステッパー曲を提供した『Crucify Me』、ベストコンビGerald Levert & Tony Nicholasによる生楽器の音が活きた『Greater Later』、こちらも生楽器の音が優雅な雰囲気をかもし出す降参必死の美曲『Everyday』、Troy Taylorがプロデュースした確実に心の琴線に触れる美メロ炸裂の極上曲『Better To Talk It Out』、ピアノが奏でる切ないムードにGeraldの熱唱がのる『It Was What It Was』、Gerald Levert & Tony Nicholas作で大人Geraldならではのアダルトな雰囲気漂う1曲『Dutty Calls』、Darrell Delite Allambyが文句なしの楽曲を提供した『One Million Times』、父親Eddie Levertと若手のホープTrey Songz、そしてGeraldの子供The Levert Kidsらが参加した一撃必殺の最強にして最高曲『What Happened To The Lovin'』(Troy Taylor提供)、Mike City提供のねっとり絡みつくような濃厚ミッド『Where Do We Go』、参りましたと言わざるを得ないほど上質な『Click A Glass』と、正気で聴き終えることのできない傑作に仕上がっています。

傑作ってのはちょっと大袈裟かもしれないけど、今回も安定感のある素晴らしいアルバムになってることに間違いはないです。機会があればぜひチェックしてみて下さい。

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