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潤いを含んだような魅力的な歌声が特徴で、シンガー、女優と幅広い分野で活躍するクール・ビューティーなアーティスト中島美嘉の3rdアルバム『MUSIC』について独り言。1stアルバム『TRUE』、2ndアルバム『LOVE』とどちらもミリオン・ヒットを記録。今作もミリオンとまではいきませんでしたが50万枚以上を売り上げ見事ヒット。1stアルバム、2ndアルバムともに様々なジャンルの楽曲に挑戦したバラエティ豊かな内容でしたが、今作も芯の部分はしっかりと保ちつつも、いろんな音楽にチャレンジしてみせたおもしろい内容になっています。

ピアノのやさしい演奏にのせかみしめるかのように想いを込めて歌う美しいバラード『桜色舞うころ』、消え入りそうなファルセットを駆使して歌う壮大なバラード『火の鳥』、亡くなった友達(?)に宛てたという切なくメッセージ性の強い詞と浮遊感漂うトラックが不思議な気分にさせてくれる個人的お気に入り曲『LEGEND』、ジャジーな要素を含んだグルーヴィーなアップ『SEVEN』と、シングルだけみてもバラエティに富んでますよね。

大物シンガーCeline Dionとの共演経験などをもつ世界的アーティスト葉加瀬太郎がプロデュース&アレンジ、ヴァイオリンで参加した美曲『朧月夜〜祈り』、蜘蛛やサソリの標本集めが趣味という中島らしいタイトルの妖しげで幻想的な『蜘蛛の糸』、元pizzicato fiveの小西康陽がサウンド・プロデュース&アレンジで参加したジャジーでノリのいいアップ『Rocking Horse』、レゲエ・フレイバーをまぶした可愛らしい1曲『Carrot & Whip』、アコースティックなスロウジャム『Shadows of you』、プログラミングされた音と生楽器の音が絶妙に絡み合う『ヘムロック』、妖艶な雰囲気をもった楽曲にチャレンジした陶酔必至の気だるさ漂うジャズ曲『FAKE』、サビに突入するやいなやロッキッシュな曲調に一変する『Fed Up』、ピアノをバックに静かに歌い上げる涙腺刺激系バラード『ひとり』と、多種多様な楽曲が集結した力作に仕上がっています。

ポップスを主としながらもJAZZやROCK、ブルースなど様々なジャンルをうまく融合させたこの心地よさは中島美嘉ならではって感じですね。

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