558c8dff

2005年10月23日に地元でのライブを終えたあと、信号でとまるやいなや何者かに発砲され、腕に2発の銃弾を受けるという災難に見舞われたラッパーCam'ronの3rdアルバム『Come Home With Me』を紹介。その事件の後遺症で右手の薬指と小指の感覚を失ったという情報を聞いたけど本当かな・・・。本当だとしたらちょっとショックだけど、命に関わるような傷じゃなくてよかった。ソロとしての活動以外にもニューヨークはハーレム出身のHIP HOPクルーThe Diplomatsの一員としても活動しているCam'ronが放った今作ですが、レーベルをUntertainmentからJay-Z率いるRoc-A-Fellaへ移しての第一弾アルバムになります。(現在は離脱してAsylum/Warner Music Groupに籍をおいてる模様)それが吉と出てか今作はヒットを記録。

そのヒットのきっかけとなった曲がこの曲、Just Blazeの手腕が光る『Oh Boy』。The Diplomatsの一員であるJuelz Santanaも参加したこの曲はめちゃめちゃキャッチーで聴いた瞬間ハートにガツンときましたね。あとThe Commodores"Easy Like Sunday Morning"をサンプリングし、Juelz Santana、Freekey Zekey、Kay Slayをフィーチャーした『Hey Ma』もすごくよかった。

この2曲があるだけでもう買ってよかったってな感じなんだけど、他にも良曲は収録されていて、Just Blaze提供Juelz Santana客演の『Losing Weight Part2』、Dog Poundの一員Daz Dillingerをフィーチャーした儚げに鳴り響くピアノの音色がいい味出してる『Live My Life(Leave Me Alone)』、Aretha Franklin"Daydreaming"を用いたとってもメロディアスな1曲『Daydreaming』(Tiffany客演)、Just BlazeプロデュースでRoc-A-FellaのドンJay-Zを引っぱり出してきた注目曲『Welcome To New York City』(Juelz Santanaも参加)、Freekey Zekey客演の心地いい気だるさ漂うメロウ・チューン『On Fire Tonight』、Kanye Westのソウルネタ早回しが炸裂した『Dead or Alive』(Jimmy Jonesをフィーチャー)、Just Blaze提供Memphis Bleek、Beanie Sigel客演のカッコいい『The ROC(Just Fire)』、清々しい印象を受ける美曲『Tommorrow』など、良曲を数多く収録した粒揃いの内容に仕上がっています。

Cam'ronのアルバム全部持ってるけどこのアルバムが1番いいですね。ハードな曲とキャッチーな曲のバランスが絶妙で◎です。

Come Home With Me
Cam'Ron
Roc-a-Fella
2002-05-14

Thank you for your support!
 にほんブログ村 音楽ブログへ