4caef7b1

男の子4人からなるキッズ・コーラス・グループMistaの1stアルバム『Mista』について。このジャケットを見てなんか気になることないですか?向かって左側にいる足を組んでる少年に見覚えはないですか?そう、昨年Ludacris率いるDisturbing Tha Peaceから見事ソロ・デビューを果たしたあのBobby Valentinoです。このアルバムを購入した1996年あたりはさほど聴き込むことはなかったのですが、Bobbyがソロ・デビューしてからというもの、棚の奥から引っぱり出してはなんとなくヘビロテしてます。

アルバムの内容ですが、キッズ・コーラス・グループということから予想できるとおり、全編を通して青く甘酸っぱい空気が漂っています。制作陣は約9割の楽曲をTLCやOutkastでおなじみのOrganized Noizeがプロデュース。

バックボーカルでDallas Austin作品によく関与しているDebra Killingsが参加した透明感のあるマッタリとしたナンバー『Blackberry Molasses』、背伸びしてクールかつムーディーな楽曲に挑んだ『Fresh Groove』、ファンクネスのエッセンスを注ぎ込んだトラックに青くさいボーカルが乗る『Things You Do』、どこかJackson 5っぽい印象を受けるハンドクラップが効いた等身大なミディアム・アップ『If My Baby』、夜を連想させるようなジャジーで気だるい美メロウ『I Think That I Should Be』、生楽器をふんだんに取り入れ大人っぽいアプローチを仕掛ける心地いいミッド・チューン『Lady』、Doniなる女性シンガーとデュエットしたどこまでも胸キュンな『? ♥ Is』、甘酸っぱいハーモニーでハートを撃ち抜きにかかるアコースティックなスロウジャム『Teas, Scars & Lies...』、インタールードにしておくのが勿体無い『Everything Must Change』、重いビートが効いたストリート寄りな1曲『What About Us』、青い声が幾重にも重なったコーラスがR&Bファンのハートを猛刺激するクールなミッド『Crossroads』、アナログなノイズがいい味出してる『I'll Sweat You』と、ガキならでは武器(甘酸っぱさ)を存分に活かした好作に仕上がっています。

これといった抜きん出た曲はないかもしれないけど、駄曲と思われるような曲は一切なし。Bobby Valentinoファンは要チェックですよ。

Thank you for your support!
 にほんブログ村 音楽ブログへ