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大ヒットを記録した『U Know What's Up』で一気に知名度がアップした男性R&Bシンガー、Donell Jonesの3rdアルバム『Life Goes On』について。数年前にスムージーで心地いいアップが流行りましたが、『U Know What's Up』がそのブームの火付け役だったといっても過言じゃないかもしれません。Left Eyeをフィーチャーしたバージョンもカッコよかったですよね。そんな彼が放った今作ですが、前作『Where I Wanna Be』の世界により磨きをかけた美しいアルバムに仕上がっています。

本作からの1stシングルは、Jamie HawkinsをはじめとするRoot 80 Productionsの面々が手掛けたトラック、メロ、ボーカルすべてが美しい『You Know That I Love You』でした。この曲を耳にした時点でアルバムが素晴らしいものになってる予感がしてたけど、果たして…

Donellが透明感のあるヴォーカルで終わろうとしている恋について歌い上げるミッド・ナンバー『Still』、"U Know What's Up"を手掛けたEddie F. & Darren Lightyがプロデュースした麗しくも心地いいピコポコ・ダンス・チューン『Put Me Down』、抑えきれない想いをぶちまける哀愁たっぷりのスロウジャム『Where You Are(Is Where I Wanna Be)Part.2』、艶やかなボーカルで女性のハートを猛刺激するメイクラブ曲『Do U Wanna』、楽曲全体がかもし出す切ないムードに引き込まれてしまう『Life Goes On』、Teflonがプロデュースしたピコピコ系ミディアム・アップ『Freakin' U』、Eddie F. & Darren Lightyが提供した心地よさMAXのグルーヴィー・チューン『Gotta Get Her(Outta My Head)』、Donell自らがプロデュースした心の琴線に触れること必至の『Guilty By Suspicion』、随所に挿入されたトークボックス使いがスパイスとなって効いている『Don't Leave』、ストリングスやギターなどの楽器の息使いまで聴こえてきそうな生な1曲『Comeback』、潤いと哀愁をまとった壮美で幻想的なトラックをバックに持ち前のテナー・ヴォイスでしっとりかつ丁寧に歌い上げるスロウ『I Hope It's You』、はまったら抜け出せない粘着系スロウジャム『Girl's Friend』と、Donellならではの上質な楽曲がたっぷりと収録されています。

雰囲気をぶち壊すようなド派手なアップなどは一切なく、どこまでも美しい曲のオンパレード状態。大人のR&Bファンで未聴の方はぜひ。

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