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日本人アーティストの作品にも関与したがある、平均年齢17歳(当時)の少年4人組Imajinのデビュー・アルバム『Imajin』について。歌って踊れて楽器演奏までこなしてしまうというオールマイティーな彼らは、宇多田ヒカルがCubic Uとして98年にリリースしたアルバム『Precious』(4曲参加)や、Dallas Austinがプロデュースした安室奈美恵のシングル『Something 'Bout The Kiss』のカップリング曲『You Are The One』でデュエットしたりしてるので、知ってる人も多いのではないでしょうか。

そんな彼らの本作は平均年齢17歳ということから想像がつくとおり、とにかく青い(Mistaよりかはマシだけど)。しかし楽曲の方はガキ仕様みたいなものはほとんどなく、大半が大人びた楽曲で占められています。

本作からの先行シングルはBad Boy所属のRon LawrenceとDeric Angelettieがプロデュースした『Shoaty(You Keep Playin' With My Mind)』でKeith Muaaryをフィーチャー。この曲はビルボード・ホット100チャートで20位を記録しました。

他は、当時流行だったチキチキを取り入れた『Keep It To Yourself』、R&BデュオNight & Dayが手掛けた青さの残るコーラスがハートを猛刺激する甘酸っぱくも中毒性バッチリのメロウ・チューン『Flava』、抜けのいい気だるいトラックをバックにメンバーの中でも一番のガキ声をしたヤツがリードをとり歌う『I'm Feelin' You』、Jodeciの中心人物DeVanteが提供したとってもグルーヴィーで嫌でも体が反応してしまう『I Don't Wanna Play Basketball』、こちらもDeVanteプロデュースの『Fresh』、柔らかいアコースティック・ギターの音色と彼らの若さあふれるボーカルが絶妙に絡み合う壮大なバラード『Missing You』、ビートの効いたフィーチャリスティックなミディアム・アップ『You're The Bomb』、The BraxtonsやSWV作品でおなじみのAllstarが手掛けた軽快で上質な一撃必殺アップ『No Doubt』、幼いリードに甘酸っぱいコーラスとティーンならではの世界を展開してみせる『Love Letter』と、なかなか良く出来たアルバムに仕上がっています。

どことなく小粒感の漂うアルバムではあるけれど、一聴の価値は十分にあると思います。甘酸っぱい声好きな人はぜひ。

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