Light_Poles_and_Pine_Trees

"ネクストOutkast"との呼び声高いジョージア州はアルバニー出身のBoondoxとKalageからなるラップ・デュオField Mobの3rdアルバム『Light Poles And Pine Trees』を紹介。Ludacris率いるDisturabing Tha Peaceの第2弾アルバムに参加していたことからも察しがつくと思いますが、本作はそのDisturabing Tha Peaceに移籍後初のアルバムとなります。俺がこのアルバムを購入しようと思ったきっかけはCiaraが参加した…といいたいとこだけどそうではなく、大好きなシンガーの1人であるBobby Valentinoが参加してたから。

そのBobby Valentinoがフィーチャーされた曲『Sorry Baby』がなかなかいいんですよ。カラッと晴れ上がった真夏のビーチ沿いの道をドライブする時なんかに聴きたくなるような爽快でキャッチーな1曲になってます。

本作は最近のRAPアルバムにしてはめずらしく意外とゲストが少なめで、古くからの付き合いとなるJazze Phaプロデュース・Ciara客演の心地いいエレクトロ・ビートが炸裂する先行シングル『So What』、DTPの頭Ludacrisが力を貸す彼らならではのあか抜けない面白さが楽しめる『Smilin'』、アルバム『Ludacris Presents...Disturbing Tha Peace』に収録されていたJamie Foxx & Ludacris参加曲をボートラとして収録した『Georgia』の計4曲のみ。

他の曲は彼らのみで挑んでいて、シンセが怪しく鳴り響く『1,2,3』、決してうまくはないんだけど味のある歌まで披露してしまう『My Wheels』、タイトルをしつこいくらい連呼するピコピコ摩訶不思議系『Baby Bend Over』、小気味よさも中毒性も十分な『Area Code 229』、2 pac"Keep Ya Hand Up"を絶妙にサンプリングした胸キュン・ボム『Blacker The Berry』、これはインパクト大!Kelis"Caught Out There"のフックをド迫力で叫び倒す『I Hate You』、ジャジーで陶酔度の高いトラックをスムージーなラップで乗りこなしてみせる『At The Park』、彼らの武器である個性的なキャラが活きた『Eat 'Em Up, Beat 'Em Up』、Soccorroなる男性シンガーがフックを歌う『It's Over』などなど、中だるみすることなく最後まで一気に聴かせる満足度100%のアルバムに仕上がっています。

ヤバい…このアルバムめちゃめちゃ好きかも。1曲1曲にちゃんと個性があるし、随所に遊びがきいてるからあっという間に聴けますよ。Ciara参加の『So What』なんてこのアルバムの中に入っちゃうと存在感薄くなっちゃってるかも。これは聴き逃し厳禁ですね。

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