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アイドルとカテゴライズするには違和感を感じずにはいられないくらいの歌唱力を見せ付けたデビュー・アルバム『Christina Aguilera』、そして「これが本当の私」と言わんばかりに大幅にイメージ・チェンジを図った2ndアルバム『Stripped』と、作品を発表するたび進化する才能ある女性アーティストChristina Aguilera待望の3rdアルバム『Back To Basics』について。本作は彼女が影響を受けたという1920〜40年あたりのソウルやジャズ、ブルースの世界をChristina Aguileraというフィルターを通して表現してみせた力作で、1枚には収まりきらなかったのか2枚組仕様で届けてくれました。

DISC.1は、Rich Harrisonプロデュースでロック・シンガーSteve Winwood"Glad"をサンプリングした上に客演でも招き入れた『Makes Me Wanna Pray』、本作のキーマン的存在であるDJ Premier手掛けるスクラッチ炸裂しまくりの『Back In The Day』、同じくDJ Premierプロデュースの懐かしさと新しさが共存したノリのいい先行シングル『Ain't No Other Man』、持ち前の歌唱力で楽曲をぐいぐい引っ張る『Understand』(Kwameプロデュース)、Aguilera節を存分に堪能することができるMark Ronson提供の『Slow Down Baby』、複雑だった家庭環境について歌った『Oh Mother』、前アルバムで組んだプロデューサーScott Storchをディスったと思われる『F.U.S.S.』("Fuck U Scott Storch"の略?)、しっとりとした中にも力強さを感じる『On Our Way』、白人DJMark Ronsonプロデュースの純美なラブソング『Without You』、DJ Premier手掛けるHIP HOP色の濃いビートにのせ"Still Dirtty"宣言する『Still Dirrty』、「私は私」と高らかに歌い上げる『Here To Stay』、自らの曲をサンプリングしたファンへの感謝曲『Thank You(Dedication To Fans...)』(DJ Premierプロデュース)と、意欲的な楽曲がガッツリ詰まっています。

DISC.2は前作でも組んでいたLinda Perryが全曲プロデュースしており、ストリングスがドラマティックに鳴り響く『Welcome』、懐かしい香り漂うキャバレー系ナンバー『Candyman』、加藤茶が"ちょっとだけよ〜"と出てきそうな衝撃の色仕掛け曲『Nasty Naughty Boy』、アナログ感を出した『I Got Trouble』、やり場のない想いを感情豊かに歌い上げる切ないバラード『Hurt』、神に許しを乞う『Mercy On Me』、旦那に宛てたと思われるアコースティックなナンバー『Save Me From Myself』、そして最後はドラマティックな『The Right Man』と全9曲を収録。

DJ Premier参加のDISC.1はすんなりと受け入れることができたけど、DISC.2は好き嫌いがはっきり出そうというか、個人的にバラードはOKなんだけど加藤茶系の曲はちょっと戸惑ってしまいました。でもいろんなAguileraが味わえて楽しかったです。

Back To Basics
Aguilera, Christina
Rca
2006-08-11

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