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大人気アイドル・グループ★Nsyncの一員で、ソロ・アーティストとしても成功を収めている男性シンガーJustin Timberlakeの2ndアルバム『Futuresex/Lovesounds』について。前作『Justified』はHIP HOPシーンからThe NeptunesとTimbalandという2大ヒット・プロデューサーを迎えて作り上げた意欲的な作品でしたよね。そんな彼が数年の沈黙を破り放つ本作は、前作にも参加し手腕を光らせていた変態ビート職人Timbalandを大幅に起用。なんとTimbalandはJustinと共に13曲中10曲をプロデュース。残りの3曲はJustinとWill.I.AmによるチームThe JawbreakersとRick Rubinが担当しています。

まず最初はそのTimbalandが手掛けた楽曲から紹介。シングルは、TimbalandとJustinが極上の奇天烈エレクトロ・ポップを展開してみせる大ヒット・シングル『Sexy Back』、赤ちゃんの笑い声を怪しくサンプリングしたTimbalandらしい変態サウンド爆裂曲『My Love』(T.I.客演)、ストリングスを大々的に取り入れた『What Goes Around...』、ドラマティックなストリングスとTimbalandの不気味なビートボックスがなんともいえない世界を作り出す『Lovestoned』、美曲『Until The End Of Time』、硬質なハンドクラップが楽曲を煌びやかに彩る『Summer Love』と、どれも余裕で及第点越え出来でおもわずニンマリ。

アルバム曲のティンバ曲は、アルバムの幕開けを飾るフィーチャリスティック・サウンド炸裂の『Futuresex/Lovesounds』、ための効いたトラックをファルセットを駆使して乗りこなす『Sexy Ladies』、パーカッシヴなサウンドが小気味よく鳴り響く『Let Me Talk To You(Prelude)』、荒野を連想させるような『I Think She Knows(Interlude)』、Justinのハイトーン・ヴォイスとTimbalandの怪しい声が絶妙に絡まる『...Comes Sround(Interlude)』、Three 6 Mafiaをゲストに迎えることによりHIP HOP色が一気に増した『Chop Me Up』、オリエンタルな音世界に魅せられるTimbalandらしからぬ美曲『She The Mood(Prelude)』、後半の大合唱が○の『Losing My Way』と、本気の楽曲ばかりを提供。

他は、Will.I.Amをフィーチャーしたファンキーな1曲『Damn Girl』、Jay-Zなども手掛けるRick Rubin作の美バラード『(Another Song)All Over Again』、古き良き時代のディスコ・クラシックのような『Pose』(Snoop Dogg客演)と、こちらも渾身の楽曲ばかり。

聴く人によれば一辺倒な印象を受けるアルバムかもしれないけど、Timbalandファンの俺にはたまらない1枚でした。The Jawbreakersが手掛けた楽曲も文句なしですね。Justinの歌声があまり好きじゃない俺でも十分楽しめるアルバムでした。

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