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ジョージア州はアトランタ出身のD-RocとKaineの双子デュオYing Yang Twinsの5thアルバム『Chemically Imbalanced』について。結構早いスパンでリリースされましたね。前作『U.S.A(United State of Atlanta)』は個人的に非常に満足度の高いアルバムだったので、こうして新しいアルバムが順調に発表されてめちゃめちゃ嬉しいです。

さて注目の内容ですが、今回も期待を裏切らないアガること必至の1枚に仕上がっています。本作のキーを握ってるのはMr. ColliparkとWyclef Jean、Jerry "Wonder" Duplessisで、まずはMr. Colliparkが手掛けた曲から紹介。キャッチーなフックとホーンや打楽器が印象的なトラックが◎な『Keep On Coming』、大ヒット曲『Wait』にサイレンをプラスしたような硬質で面白いトラックが最高にいい『1st Booty On Duty』、女性シンガーTaurusを客演に招いたハンドクラップをちりばめた怪しいサイバー・チューン『Jack It Up』、彼らの個性が活きたシンセ炸裂しまくりのピコピコ・サウス・チューン『Jigglin』、アガる曲だけでなくメロウな曲もいけるんだということを証明する男性シンガーLos Vegazがしなやかな歌声を披露する陶酔率高めの歌モノ『Take It Slow』、南部スペーシーな世界に引き込まれる『Open』、どすの利いたラップがインパクト大なファンキーな1曲『In This Thang Still』と、間違いのない楽曲ばかり。

次はWyclef Jean、Jerry "Wonder" Duplessis、Mr. Colliparkの3人が共同プロデュースした曲を。東洋の香りを放ちながら荒々しく疾走する『Water』、Wyclef Jean客演のラテンぽくもありロッキッシュでもある『Dangerous』、フック部のメロディアスさとピアノの切なくも美しい音色がいい『Family』、彼らの存在感アリアリなラップに女性の合いの手が絡む極太曲『Friday』、美しさと怪しさが同居した病み付き度大なラテン曲『Leave』と、これまでのYing Yangにはない新鮮な曲を提供。

他は、K.TとHuggyをフィーチャーした『Big Boy』、終始不穏な空気がただよう『Collard Greens』と、ハズレと思われる曲は一切なし。

相変わらず個性強いですねー。でもあのキャラの濃さがたまらなく良く、今回もハマるとなかなか抜け出せない好盤になってるように思います。ていうか最近こればっか聴いてます(笑)

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