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メーメー羊ヴォイスが特徴のKeith Sweatに見出された、ジョージア州はアトランタ出身のヴォーカル・グループSilkの5thアルバム『Silktime』について。これまで5人で活動してきた彼らですが、本作はグループの主要人物であったリード・ボーカル"Lil G"ことGary "G" Jenkinsが抜けてのアルバムになります。ということで若干の不安が過ぎるわけですが余計な心配だったようです。

前作『Love Session』に続き今回も2000 WattsのDarrell "Delite" Allambyが13曲中11曲と、アルバムの過半数の曲をプロデュース。Timbalandサウンドを髣髴とさせるような『Silk Love』で幕が開き、彼らの美しいコーラスに妖しく奏でられる弦(琴?)の音色が絡みつく『Take Control』、彼らとDarrell Allambyの相性の良さを見せつけられる軽くチキった妖しくもムーディーな『Silktime』、じわじわというかねっとり粘着性たっぷりに歌い上げ、最後は雷鳴と雨音で〆る『My Girl』、女性シンガーBrandii "Chyna" Simpsonをフィーチャーし映画音楽のようなドラマティックなナンバーを披露する『Alibi』、リードのJohn Johnを筆頭にメンバーがよどみ一つない流麗で心の琴線に触れるメロディーを丁寧になぞり歌うスロウ『More』と、前半だけでもいろんなタイプの楽曲がならんでいておもしろい仕上がりに。

以降も地味に良くて、赤ちゃんの声をサンプリングした東洋風の個性的なトラックに負けじとアツく歌声を重ねる『You(The Baby Song)』、リードの早口歌唱を交えたヴォーカルと繊細で重厚なコーラスが歌好きのハートを猛刺激する『Check My Story』、クリスマス・ソングのようなイントロが印象的な可愛らしくも美しい『Incredible』、タイトルどおり要所で響きわたるヴァイオリンの音色がスパイスになったトラックがおもしろい『Violin』、Keith SweatプロデュースでBluemagicの名曲を忠実にカバーした美ファルセットに立ってられないほど酔わされる要注目曲『Side Show』、むせび泣くようなコーラスが切なく響きわたる『The End』と、彼らの専売特許である美しくもねっとりとした魅力を味わえる好盤に仕上がっています。

Lil Gが抜けたことで力強さの後退感は否めませんが、全体的な出来としては余裕で及第点超えしてるように思います。今の4人体制のSilkもいいけど、Lil G帰ってこないかなぁ…。

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