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50 Cent、The Game、Xzibitなど、数々のHIP HOPアーティストに楽曲提供してきたプロデューサー兼ラッパーHi-Tekの2ndアルバム『Hi-Teknology 2』について。Hi-Tekといえばリリースが待たれるDr. DreのNEWアルバム『Detox』に参加するらしいですね。DreもHi-Tekの才能を見過ごすことができなかったということでしょうか。そんな彼の本作ですが、ゲストも豪華な上に内容も非常に素晴らしいものに仕上がっています。

順に紹介していくと、『The Oracle(Intro)』で幕が開け、ギターがうねる不穏なトラックにHi-Tekのラップというか語り?が乗る『The Chip』、Q-TipにKuruptが参加というだけでも特筆点なのに男性シンガーDionが彼らの存在感を打ち消すほどの極上ヴォーカルでソウルフルさをプラスする昇天ナンバー『Keep It Moving』、知的なリリックに定評があるラッパーTalib Kweliと存在感のある歌声を持つ女性シンガーAyakが好演する上質な歌もの『Can We Go Back』、The Willie Cottrell Band、Ghostface Killah、Pretty Ugly参加の生楽器の音(特にドラム)が活きたド渋いソウルフル曲『Josephine』、Busta Rhymesが乾いたハンドクラップのような音が延々鳴るトラック上をキャラ立ちのいいラップで暴れ進んでいく『March』、前半曲でも活躍した男性シンガーDionに"アヒャー!!"の奇声でおなじみのJadakiss、Papoose、Talib Kweli、Raekwonと大所帯で挑むNYアンセム(シングル曲)『Where Is Started At (NY)』、Dr. Dreの影響が色濃く出た静粛系トラックにThe Gameの漢なラップとDionの歌声が乗る『1-800-Homicide』と、ゲストも多いしこの時点で結構な満足度が味わえます。でもまだまだ。まだまだですよ。

ストリングス・ループが怪しく臨場感を煽るStrong Arm Steady参加の『Money Don't Make U Rich』、女性シンガーに汗臭いラップ、そして夜系トラックと好曲の条件を全て満たしたNok & Haze(Czarnok)『Baby We Can Do It』、Dionのファルセットを織り交ぜた魅力的な歌声に構える間もなくハートを撃ち抜かれる『Let It Go』(Talib Kweliも参加)、本作2度目の登場となるThe Willie Cottrell BandがHIP HOPファンのみならずR&B/SOULファンの心も魅了し虜にする『People Going Down』、UGKの片割れBun Bに本作の主役といっても過言ではないDion、そしてDevin The Dude、Pretty Uglyが参加した気だるくムーディーな歌もの『So Tired』、そしてJ.Dilla(R.I.P...)、Nas、Common、Busta Rhymes、Marsha Ambrosius(Floetry)と正気で聴くことのできない超豪華メンツが一堂に会した聴き逃し厳禁曲『Music For Life』と、アンダーグラウンドからオーバーグラウンド、そしてHIP HOPファンからR&B/SOULファンまで幅広く魅了すること絶対の秀逸アルバムになっています。

このレビューを書いてて気付いたんだけど…年末に書いた"HIP HOP/RAP & REGGAE アルバム・ランキング 2006"に入れるの忘れてたぁ〜!(涙)昨年の暮れに買ってたにもかかわらず入れ忘れるとは俺のどアホ。逝ってよし。今更ではあるけれどランクインさせるとすると確実に3位あたりには入ります。

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