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テキサス州ヒューストン出身の人気ラッパーChamillionaireのメジャー・デビュー・アルバム『The Sound Of Revenge』について。彼はMichael 5000 Watts主宰のSwisha Houseに所属するColor Changin Clickのメンバーでもあり、あのPaul Wallと共に活動してた時期もありました。そして先日開催された第49回グラミー賞では、本作収録の大ヒット曲『Ridin』がBest Rap Performance By A Duo Or Groupを獲得。まさに"飛ぶ鳥を落とす勢い"って感じですね。

そんな彼の本作は、イカついルックスしたジャケだけみたらハードで重苦しい内容を想像しちゃいがちだけど、メロディアスで口ずさみやすいナンバーが多数収録されたとっても聴きやすい1枚に仕上がっています。どの曲も基本は南なんだけど、Nate Doggに似た歌サビがいいCool & Dreプロデュースの『No Snitchin'』や、サウスとウェッサイの魅力を上手く混ぜ合わせたメロウ系『Grown And Sexy』のような西を意識したような曲があったり、汗臭い声で歌われるフックが50 Cent曲を連想させるKiller Mike、Pastor Troy参加の鬼カッコいい1曲『Southern Takeover』、ソウルフルなトラックに50 Cent似の歌フックが乗る『Void In My Life』みたいな曲があったりと、以外にも地域に縛られないラインナップに。

地元サウス色を押し出したナンバーも、高橋名人並の高速連打ビートが小気味よく炸裂する『The Sound Of Revenge(Intro)』、キャッチーなフックとドラムロールのような音が○な『In The Trunk』、Scott StorchプロデュースLil Flip客演と文句なしの布陣で挑む『Turn It Up』、Krayzie Boneと互角に高速ラップをぶちかまし合うアゲアゲのメロウサウス・ナンバー『Ridin』、途中でペースダウンしメロウな感じに変化したりする面白いナンバー『Radio Interruption』、Chamillionaireの泥臭いラップと連打ビートが怪しく交じり合う『Frontin』、女性シンガーNatalieが気だるい歌でフックを彩る『Think I'm Crazy』、雨音&雷鳴響くトラックにScarfaceのスキルフルなラップとBilly Cookの味わい深い歌が乗る哀愁系『Rain』、サウス界の重鎮Bun Bをフィーチャーした粘り気のあるサウス・チューン『Picture Perfect』、サイバーな電子音がうごめくLil Wayne、Rasaq客演の『Fly As The Sky』(Mannie Freshプロデュース)、女性コーラスの悩ましい歌声が効いた中近東系『Peepin' Me』と、いい意味でバラエティに富んだ意欲作になっています。

かたくなに南にこだわるのではなく、柔軟な姿勢でいろんな要素を取り込んだのが吉と出ましたね。サウス好きのみならず、50 CentやNate Doggあたりが好きな人もハマる可能性大。

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