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ZhaneやNext、Jaheimなどの作品でおなじみのKayGeeが全面バックアップする、女性シンガーVeeと男性シンガーFronzの男女R&BデュオKoffee Brownのデビュー・アルバム『Mars/Venus』について。2001年リリースということはもう6年も前の作品になるんですね。ライナーノートによるとFronzはNextのR.L.と友達で、彼の紹介でKayGeeと知り合ったそうです。

早速内容を見ていくと、親分KayGeeにAllstar、そしてメンバーであるFalonte Mooreなどがプロデュースで参加。このFronzことFalonte Mooreは、これまでにDestiny's Child、Next、Monifah、Will Smith、Naughty By Natureなどの作品でプロデュースを手掛けてるんだそう。歌も上手いし多才ですね。

FronzのパワフルなヴォーカルとVeeの可憐なヴォーカルが織り成すロマンティックな世界にMidwikidの一員B-12のラップが切り込んでくるミッド・ナンバー『Weekend』、とっても軽やかで美しい、魅了されること絶対の神ダンサー・チューン(リード曲)『After Party』、上品なミディアム・テンポのリズムに乗せ歌い進んでいく『Didn't Mean To Turn You On』(Du-Ganz客演)と、序盤3曲はKayGeeとAllstarならではのスムージーなナンバーを網羅。

2人が濃厚に歌い絡まるダウン・ロー・ナンバー『Chick On Da Side』、Fronzがプロデュースも担った上質なミッド『Fingerpointing』を挟み、客演にフィメール・ラッパーLady Luckを招いたHIP HOP寄りの小気味よいファンク・チューン『Blackout』、再びDu-Ganzをフィーチャーした黒光りミッド・ファンク『All I Need(Bonnie & Clyde)』と、中盤ではファンク曲も披露します。

中盤以降はLil' Moがバック・ヴォーカルで参加し好演する『All Those Fancy Thing』、懐かしくも斬新なトラックがおもしろい『Quickie』、歌える2人ならではの美しくも濃密なバラード『I Got Love(Scars)』、続くこちらも持ち前の歌唱力をフルに活かし歌い上げる陶酔率100%の昇天ラブソング『Hater's Disease』、美しいミッド・スロウ『Qualified』、そしてラストを飾るに相応しい壮美なナンバー『Do U See』と、歌、メロディ、トラック全てが上質な佳作に仕上がっています。

こんなに素晴らしい内容にも関わらず2枚目が出なかったのは、交際していた2人が破局したからって噂は本当なのかな?唄子・啓助のように別れたあとも共に活動ってのは…難しいですよね。

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