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1971年に公開されたブラック・アクション映画をSamuel L. Jackson、Vanessa Williams、Busta Rhymesら出演でリメイクした2000年版『Shaft』のサントラについて。映画については観てないので特にコメントすることはなし。ということで早速レビューに移ります。

まずはテーマ曲Isaac Hayes『Theme From Shaft』から。この曲はオリジナルのテーマ曲を担当したIsaac自身がリメイクしたものなんだそう。生楽器の音がとっても心地いいナンバーで上質な香りがプンプンします。お次は『Bad Man』と『Up And Outta Here』の2曲を提供しているR. Kelly。どちらも秀逸な楽曲になってるんだけど、なかでも『Bad Man』は70'sソウルの味わいを持った1曲で俺のツボにクリティカル・ヒット。購入当時アホみたいに聴いてたのを思い出します。

本作はR. Kelly曲以外にもR&B/SOULナンバーが豊富で、Donell Jonesの純美で伸びやかな歌声に心奪われる大人のミッド『Do What I Gotta Do』、ブレイク前のAlicia Keysが自身のデビュー・アルバムに先駆け提供した『Rock Wit U』、こちらも自身のデビュー・アルバムにも収録されているCarl Thomas『Summer Rain』、Organized Noizeの一員でもあるSleepy Brownが色気のあるファルセットを駆使して歌い上げる『Automatic』(Backbone & Big Rube客演)、歌える男性4人組Liberty Cityの灼熱"塩辛"ヴォーカルが炸裂する好曲『Cheatin'』(彼らのアルバムにも収録)、JadakissとEveが援護射撃する男性R&BグループParleの『Fix Me』、ソウルフルな歌声に酔いしれてしまうAngie Stone『My Lovin' Will Give You Something』と、捨て曲は見当たりません。

一方のHIP HOP勢は、Goodie MobのBig Gippがソロで参加した『We Serving'』、OutkastとUGKというなんとも豪華な共演がいい『Tough Guy』、Biggie"Who Shot Ya"をサンプリングしたT.I.P.『2 Glock 9's』(Beanie Sigel客演)、ベテランToo Shortによる脱力系チューン『Pimp Sh*t』、個性派ラッパーMystikalが相変わらずの存在感をはなつ『Ain't Gonna See Tomorrow』など、ブラック・ムービーならではの黒々した1枚になっています。

R. Kellyが提供した2曲に関しては多分このサントラでしか聴けなかったはずなので、R .Kelly好きの人はスルー厳禁ですよ。

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