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R. Kelly & Public Announcementとして、また"イピヤイエ♪イピヤイヨ♪"こと『Body Bumpin'(Yippie-Yi-Yo)』などのヒット曲でおなじみの4人組ヴォーカル・グループPublic Announcementの4thアルバム『When The Smoke Clears』について。1stアルバム、2ndアルバムと持ってて、調べるまで本作は3rdアルバムだと思ってたんだけど、DISK UNIONさんによると少し前に『Chicago Soul』なるアルバムがこっそり出てたんですね。ビックリしました。

これまでも何度かメンバー・チェンジがあった彼らですが、今回も結構ガラッと入れ代わっているようで…。誰が残留組で誰が新加入なのかわからなくなってきました^^;でも歌声が若干ナヨくなったような気がしないでもないかな。ジャケットも安っぽさ&ダサダサ・オーラ全開だけど内容に関してはご安心を。

R. Kellyと関わりのあったグループということで、「どこかで聴いたことのあるような曲だな」と思ったらR. Kelly"Down Low"に似てることに気付いた『What If He Knew』、「おもいっきりRマナーやん」とつっ込みたくなるけど質は侮れない粘着スロウ『Girl, I』、これまた聴いた瞬間R氏の顔が浮かんでしまう『John Doe 2』(女性シンガーTre Azure客演)、情熱的なギターが効果的に作用した中近東系アップ『Freaky In The Club』、R氏の影響を強く感じさせる歌の乗せ方にニンマリしてしまう『What's Good』、R .KellyとScott Storchのおいしいとこ取りしたようなシンセ炸裂の中東アッパー『Put Your Drink Down(REMIX)』と、嫌でもR .Kellyを連想してしまう曲も少なくないけどそこはご愛嬌ということで。

上記のR .Kelly系以外の楽曲もなかなかの質のものが多く、Gitt It Boyzのラップをフィーチャーした現行仕様のバウンシーなアップ『Put Your Drink Down』、消え入りそうなファルセット・コーラスとラテンぽい雰囲気を醸し出すギターが印象的な『Let Me』、耳にした瞬間なぜかJagged Edgeが脳裏をよぎってしまったハンドクラップを塗した好ナンバー『Guessing Games』、Rene & Angelaの名曲を原曲のイメージを崩すことなく上手くカバーした『You Don't Have To Cry』、リードFeloneyの伸びやかなヴォーカルが堪能できるリズミカルなナンバー『Yep』、クレジットはされてないけど多分Toto"Georgy Porgy"を使ったと思われる『Stepper Friend』、安心して身を委ねることができる美しさ高めの正統派R&Bナンバー『I'll Be』、Ne-Yo"So Sick"のような儚い系トラックをバックに感情たっぷりに歌い上げる『What It Gonna Take』、エバーグリーンな世界に包まれるこの上ない美曲『One More Try』と、メジャー顔負けの好曲がならぶ渾身作になっています。

これだけバラエティに富んだ楽曲を有名プロデューサーに頼ることなく、自分達の手で作り上げちゃうんだから凄い。ジャケはイモ臭いけど内容はイケメン…なんてね。

When the Smoke Clears
Public Announcement
Boss Entertainment
2006-01-10

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