Left EyeのバックアップによりTLCの妹分的なポジションでデビューを飾った、女性R&BグループBlaqueのお蔵入り3rdアルバム『Torch』について。前回紹介した2ndアルバム『Blaque Out』もお蔵入り、そして本作もお蔵入りと不幸続きの彼女達。この『Torch』は2003年あたりにリリースされてる予定でしたが、またまたお蔵入りを余儀なくされることに…。でもWikiを見たら年末あたりにiTMSで配信されることになったみたいですね。『Blaque Out』も配信されたし結果オーライ?
さて本作はフル・バージョンこそ出回りませんでしたが、一部でSNIPPETを含むサンプラーのようなものが出回りました。今回紹介するのはその盤です。ということでフル・バージョンが聴けるのは『I'm Good』、『Blaque Out(Darkchild Remix)』、『Ugly』、『Hopeless』、『Fall Back』、『No Ganksta』の6曲のみ。あとの楽曲は1分前後のSNIPPETになります。
このアルバム、参加してるメンツがRodney Jerkins、Missy Elliott、Linda Perryとめっちゃ豪華なんですよね。Rodney Jerkinsがプロデュースしたのは、サントラ「Honey」にも収録されていたパーカッシヴでテンションの上がる一撃必殺悶絶アッパー『I'm Good』、2ndアルバムに収録されいた近未来系の楽曲をラテンっぽく調理し直した『Blaque Out(Darkchild Remix)』、当時のRodneyらしい機械音を配した摩訶不思議なミディアム・アップ『Hopeless』、妖艶に憤ったようなヴォーカルがいい『Fall Back』の計4曲。
同じくMissy Elliottも、浮遊感のあるサウンドや後ろで飛び交う奇声がおもしろい『Freakazoid』、Missyが客演でも参加した本作からの1stシングル『Ugly』、Missyらしい至極の美スロウ『Dat's Right』、50 Cent『Wanksta』へのアンサー・ソング『No Ganksta』と計4曲をプロデュース。
これら8曲がある時点で最高なんだけど、他も侮れないものばかりで、キラキラ・ピコピコしたトラックが美しくも可愛らしい『(Deeper)Try Harder』、Christina AguileraやP!nkも手掛けるLinda Perry提供の『It's Not Me』、Dru Hillの巨漢シンガーJazz作の水滴音を配した美スロウ『Fall Through』、いい感じに肩の力が抜けたヴォーカルに穏やかなギターの音色が絡む『If It Was Me』、そして〆を飾るLinda Perryプロデュースのキュート・ナンバー『Love 'Em Down』と、「なんでリリース出来なかったの?」と問いたくなるような力作になっています。
前作『Blaque Out』に続きこれもかなり気合いの入った好盤になってるのに、なんでお蔵入りなのよ…。オリジナル・メンバーで活動を再開するなんて噂もあるみたいですがどうなんでしょうね。
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