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Diddy(P. Diddy)をはじめとするBad Boyレーベルに所属するアーティストが総出演したDiddyの3rdアルバム『The Saga Continues』について。前作『Forever』が思ったほどヒットしなかったり、Jennifer LopezやShyneを巻き込んだ例の一件など、様々なスキャンダルでイメージダウンし下降線をたどっていた矢先に起死回生とばかりに改名(Puff DaddyからP.Diddyに改名)して発表された今作。この出来が半端なくいいんですよ。

P. Diddy、G.Dep、Black Rob、Loonがマイクを回すアルバムの幕開けナンバー『The Saga Continues』、ハードなんだけどキャッチーさも兼ね備えたMegahertz提供曲『Bad Boy For Life』、"ザッツクレイジー!!"とひたすら連呼する病み付き度100%の好曲『That's Crazy』(Mario Winans関与)、Al Green"Love & Happiness"をサンプリングした『Let's Get It』、The Neptunesワークスの中でも間違いなく上位に食い込むであろう上質でキャッチーなアッパー・チューン『Diddy』と、序盤からして最高で一気にハートを鷲掴みにされてしまいます。

この段階で買ってよかったと満足気分なんだけど、中盤以降も侮れない出来で、シンセ音が怪しく鳴り響く『Blast Off』、後にBad Boy入りすることとなるEightball & MJGと"First Lady Of Bad Boy"のFaith Evansをフィーチャーした『Roll With Me』、P.Diddy & Loonのダラダラ・フロウとMarshaのソウルフルな歌声が冴えるフックが交差する『On Top』、The James Last Band"Fantasy"使いの『Where's Sean?』、ストリングスがダークに響きわたるG.Depのソロ・ナンバー『Child Of The Ghetto』、先日やっとアルバム・デビューを果たした女性R&BシンガーCheri Dennisが歌う『So Complete』(Buckwildプロデュース)、ビヨンビヨン跳ねるビートが鬼カッコいいP.Dddy & Mario Winansプロデュース曲『Lonely』、Mario Winansが切なさ漂う歌声で好演する『I Need A Girl(To Bella)』、The Hitmenの一員Yogiが手腕を振るった『If You Want This Money』、Loon、Black Rob、Cheri Dennisを引き連れ一気に駆け抜ける疾走曲『Back For Good Now』、Dr.DreプロデュースのThe Firm"Phone Tap"をサンプリングした曲を当時のBad Boyを代表する2大シンガーFaith Evans & Carl Thomasが歌う卒倒必至の神曲『Can't Believe』(P.Diddy & Mario Winans提供)、そしてラストを飾る『The Last Song』と、完全復活を認めざるを得ない会心の傑作に仕上がっています。

このアルバム本気カッコいい曲がたくさん詰まってますね。2ndアルバム『Forever』で「Puff Diddyもそろそろ限界か・・」と思ったことを土下座して謝りたいくらいです。2001年の作品だけど今聴いても全然アリ。間違いなく必聴盤ですね。

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