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才能あるシンガー・ソングライターJohn Legendの3rdアルバム『Evolver』について。個人的にJohnといえば、ライブ中にステージに女性ファンを上げ、絡みながら歌ってるときにアソコがオッキしてた…というイメージが離れないんだけど、まあそれは置いといて(笑)「進化」というタイトルからわかるとおり、今回の彼は一味違います。

皆さんも驚いたと思うけど、本作からの先行シングル『Green Light』はもろエレクトロな仕上がりで、初めて聞いたとき「Johnまでも流行に乗っかっちゃったか」と少々戸惑いが。でも出来が素晴らしいんですよねー。聞いててすごく気持ちいいし、客演してるAndre 3000もいい味出してて◎。

続いて俺のツボにクリティカル・ヒットしたのが3曲目『It's Over』。Pharrell作、Kanye West客演って点も特筆すべきとこではあるんだけど、俺のツボを撃ち抜いたのはFreedom"Get Up And Dance"のホーンをサンプリングしてるってとこ。あのホーン大好きなんですよ。こりゃ一本とられました。

他でピックアップしたいのは、あのBrandyと歌声を重ね合うエレクトロなミッド『Quickly』、Johnが立ち上げたレーベルに籍を置く女性R&BシンガーEstelleをフィーチャーしたレゲエ・ナンバー『No Other Love』、BEPのWill.I.Amプロデュースのねっとりとしたフューチャリスティック・チューン『Satisfaction』、そしてSnoop Doggのアルバムで久しぶりにいい仕事してたTeddy Rileyがリミックスした『It's Over (Teddy Riley Remix)』あたりは新鮮だし、結構リピート率高いかも。

これら以外も、従来のJohnファンも安心して聞けるアコースティックなバラード『Everybody Knows』、Will.I.Amがプロデュースした美しくもメロディアスなミッド・バラード『Cross The Line』、こちらもWill.I.Amが手掛けたラブ・バラード『I Love, You Love』、Dave TozerとTrevor Hornプロデュースによる壮大でほんのりエレクトロな美バラード『This Time』、幻想的で心身をリラックスさせてくれるようなナンバー『Take Me Away』、こちらもタイトルどおり清々しい雰囲気に満ち溢れた…モーニングばっこん曲『Good Morning』、オバマ応援曲『If You're Out There』、心地いいレゲエ調のリズムに乗せ歌う『Floating Away』、甘しゃがれた歌声が活きた『Set Me Free』と、適度に今っぽさを取り入れたチャレンジ精神あふれる1枚に仕上がっています。

先行シングルを聞いたときは、もっとぶっ飛んだ内容になるのかなと思ってたけど、いざ蓋を開けてみたらいい意味で定番系の曲も豊富にあってちょっと一安心。ファンの間では賛否両論あるみたいだけど、俺はこういうJohnも嫌いじゃないですね。あと初回限定でDVD付き盤があるけど、内容がスタジオの模様やインタビュー映像とメイキング中心で全然たいしたことないので、買うなら通常盤でいいと思います。

Evolver
John Legend
Sbme Special Mkts.
2008-10-28

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