
FugeesのPras Michelと'Ol Dirty Bastardと共演した『Ghetto Superstar』や、Christina Aguilera、P!nk、Lil' Kimらと夢の共演をはたした『Lady Marmalade』などのヒットで知られる、小悪魔R&BシンガーMyaの4thアルバム『Sugar & Spice』について。MyaといえばMOTOWNからアルバム『Liberation』がリリース予定だったにもかかわらず、ビジネス上の問題によりお蔵入り…。iTMSで短期間配信されてたうちにダウンロードしといて本当によかった。
そんな彼女が日本国内レーベルManhattan Recordingsと契約し放つ本作。これが美メロ好きな日本人にはたまらない内容になってるんですよ。本作からのリード曲は、REGGAE畑のプロデューサーChris "Riddim Fingaz" Garvey手掛ける夢心地ナンバー『Paradise』でしたね。14曲目には売れっ子ダンスホールREGGAEアーティストSean Paulの援護射撃が炸裂する『Paradise Remix』なんてのも用意されていて、ファンへの気配りもバッチリ。このリミックス結構好きだな〜。
『Paradise』も彼女のロリ声が活かされてていいけど、それ以上にいいのが『Sold On Your Love』。なんとこの曲はアルバム『This Is Me』で話題を呼んだイギリス在住の中国系シンガーStevie Hoangがプロデュースを担当。この美メロ具合というかスムージー感というかキラキラ感…心地よすぎて半ボッキ。いや、フルボッキ確実ですから。彼は続く『One for You』も手掛けているんだけど、こちらも珠玉のメロディアス・ナンバーに仕上がっていて、聴いてるこちら側は先走り汁出まくりで嬉しい困ッチング状態。この2曲があるだけで白飯5杯は食えますね。
あと80sの香り漂う『All In Your Mind』も白眉。この煌びやかさというか浮遊感はヤバい。聴いてると自然とテンション上がっちゃいますよ。これら以外でお気に入りなのは、スーッと心の奥に染み渡るような琴線触れまくりの壮美スロウ『Cry No More』、Toni! Tony! Tone!"(Lay Your Head On My) Pillow"を早回しサンプリングした『Ego Trippin'』、Diana Kingの大ヒット曲をエッジーにカバーした『Shy Guy』、その美しさにうっとり聞き惚れてしまう汚れ無き美メロ曲『Money Can't Buy My Love』、タイトルどおりの目映いディスコ系アップ『Back To Disco』、あの人気曲のNEWバージョン『Fallen Part 2』(Pharcyde客演)あたりでしょうか。
その他も、USのトレンドを上手く組み込んだエレクトロ風味のダンス・チューン『Must Be The Music』、彼女のセクシーな囁き歌唱が印象的な穏やかなミディアム・ナンバー『Almost Naked』、フィーメール・ラッパーFaith Boogieをフィーチャーした攻撃的なダンス・チューン『Let's Go To War』と、Myaの魅力をいろんな方面から引き出すことに成功したレンジの広い内容になっています。
今のところ本国USではリリースされる可能性の低いアルバムなので、軽くナメてかかったんだけど…恐れ入りました。すごく上質でクオリティ高いです。これ、日本だけに留めておくのは非常に勿体無いですね。いつかUSでもリリースされるといいなぁ。

