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ダーティ・サウスを代表する個性派ラッパーLudacrisが率いるレーベル(クルー)、Disturbing Tha Peaceの記念すべき第1弾アルバム『Golden Grain』について。DTPといえばDef Jamとの契約が切れるとかなんとかって情報がありますね。それに伴ってか再加入してたChingyが離脱したとかしないとか。そういや2年くらい前にShawnnaも抜けたんでしたよね(円満離脱)。Bobby Valentinoも抜けたようなもんだし、出入りが激しくて誰が残ってんのかよくわからない感じです。

さてLudacrisがメジャーで活躍する前から共に活動してきた仲間たちを引き連れて発表された本作ですが、Ludacrisの作品同様おもしろい曲がたくさん詰まった間違いのないアルバムに仕上がっています。というのも再生早々キラーボムが待ち構えてるんですよ。Mixzoプロデュースの『Break Sumthin'』という曲なんだけど、これが最高にアガる。"ブレイサーム!!ブレイサーム!!"とひたすら連呼するフックが頭にこびり付いて離れなくなるんですよね。中毒性100%でマジヤバいです。

続く『Growing Pains (Do It Again)RMX』はCurtis Mayfield"Let's Do It Again"をサンプリングした歌モノでR&Bファンの心もガッチリ鷲掴み。3曲目はLudacrisとのコラボ・アルバムを予定しているフィメール・ラッパーShawnnaのソロ曲『Posted』で、持ち前の男勝りなラップで男性陣に負けない女の底力をアピール。

このあともバラエティに富んだ曲がならんでいて、低音ヴォイスで気だるく歌うダラダラ系フックが妙にクセになる『Smokin' Dro』、外部からToo Shortを招いたムーディー・チューン『Pimp Council』、Tity BoyとDolla Boyが暴れる『Play Pen To The State Pen』、LudacrisとShawnnaがメインのTwistaに負けじとマシンガン・ラップをぶっ放す『R.P.M.』、Kanye Westあたりがやりそうなソウルフルなトラックが印象的なI-20『Can't Be Stopped (I Know)』、今度はNellyあたりがやってもおかしくないような流れるフロウが○な『A-Town Hatz』、Shawnnaの頑張りが目立つ『N.S.E.W.』、高い声でラップするLil' Fateと個性派Jazze Phaがいい味出してる『When I Touch Down』、重々しいトラックに小気味よいスクラッチが挿入された『Outro On Ya A**』、そしてボーナス・トラック扱いで収録されたLudacris、Mystikal、I-20の大ヒット曲『Move B***h』と、バウンス・チューンあり、メロウ曲ありの好盤になっています。

存在感という意味ではやはりLudacrisがずば抜けてますが、メンバー唯一の女性ラッパーShawnnaも負けてませんね。全体的に目玉曲多数だけど、中でもやっぱり1曲目『Break Sumthin'』の存在感はスゴい。

Golden Grain
Ludacris
Def Jam
2002-09-17

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