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BAD BOY所属の小悪魔シンガーCassieのブレイクを請け負ったことでも知られる、ハーバード卒のプロデューサー/アレンジャー/ソングライター/シンガーのRyan Leslieの2ndアルバム『Transition』についてレビュー。デビュー・アルバムにあたる前作『Ryan Leslie』は今年の2月発売でしたよね?てことは1年で2枚のアルバムをリリースしたことになるのか。かなりのハイペースですね。

前作は非常によく出来たアルバムではあったけど、個人的に「これだ!」といったキラー・チューンがなかった印象があるんだけど今回は違います。本作からのリード・シングル『You're Not My Girl』を聴いた瞬間、一目惚れならぬ一聴惚れ状態でした。KING OF POPことMichael Jacksonを髣髴とさせるような80's風味のダンサブルな楽曲で、夜を連想させるような煌びやかなシンセ・サウンドとグルーヴィなビートが最高に心地よいファンク・チューンに仕上がっていました。これぞまさにキラー・チューン。心に快楽という名の矢がおもいっきり突き刺さりました。

Ryanといえばどこか懐かしい香りのするエレクトロ曲が得意なイメージがあると思うんだけど、本作もモロそんな感じですね。特に前半から中盤にかけて顕著に表れていて、浮遊感溢れるトラックに彼の下手ウマなファルセットが映える『Never Gonna Break Up』、ClipseのPusha Tをフィーチャーした『Something That I Like』、真夏のビーチを連想させるようなキラキラ感と爽快感のあるナンバー『Zodiac』、こちらも軽やかなソフト・エレクトロ・チューン『Is It Real Love』、水中を泳いでるような気分になる『Sunday Night』と、今のシーンに対応できる楽曲がズラリと整列。

後半にはAnthony Hamiltonあたりが歌いそうなブルージーなミディアム『To The Top』や、エンディングをかざる美曲『I Choose You』などあって、アルバムに幅を持たすことに一役買っています。統一感を失わない範囲内で遊んでいて思わずニヤリとしてしまいました。他も怪しくピコポコした『Nothing』、どこかBryan Michael Cox的というかピアノの音色が印象的な『Guardian Angel』、そしてシンセ炸裂の『All My Love』と、彼の持ち味が腹いっぱい味わえる秀作になっています。

前述したとおり「どこか懐かしい香りのするエレクトロ曲」満載でいいですね。Ryanの魅力がギッシリ詰まってます。特に『You're Not My Girl』。やっぱこの曲大好きだわ。

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