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盟友Rich Harrisonプロデュースの『1 Thing』などのヒットで知られる、アジアの血を引く女性R&BシンガーAmerieの4thアルバム『In Love & War』についてレビュー。2007年にリリースした3rdアルバム『Because I Love It』は、結局アメリカではリリースに至らなかったという暗い過去を持つAmerie。そんな彼女がレーベルをDEF JAMへ移籍し起死回生を図ったのが本作。

アルバムに先駆け発表されていた先行シングル『Why R U』と『Heard 'Em All』を聴いた段階で俺は胸の高まりを抑えられずにいました。前者『Why R U』はUltra Magnetic M.C.'s"Ego Tripping"を敷いた骨太なHIP HOP SOUL曲で、彼女のクールなヴォーカルにまとわり付く序盤のスクラッチや高揚感を煽るビートがたまらなくカッコいい1曲。ちなみにプロデュースはBeyonceやJay-Z曲でも知られるWiz The Buchananが担当しています。そして後者『Heard 'Em All』はEric Hudsonプロデュースのエキゾチック曲で、トラックやフレーズから醸し出る怪しい雰囲気がなんとも言えない病み付き感を生み出しています(本作のラストにはLil Wayneを招いたリミックスも収録)。

この2曲を筆頭に、早口歌唱が炸裂した『Dangerous』、ゴスペル曲で有名なWarryn Campbellによるファンキー曲『Higher』など、前半は彼女の十八番であるファンキーなダンス・チューンが網羅されてるんだけど、特筆すべきは1曲目『Tell Me You Love Me』。手掛けてるのはな・なんとあのTeddy Riley!Amerieとの相性もバッチリで、幕開け早々すんごいことになってます。それと同じくらい注目なのがTrey Songzとデュエットした6曲目『Pretty Brown』。この曲が超絶級に素晴らしい!俺の大好きなMint Condition"Breakin' My Heart (Pretty Brown Eyes)"ネタってだけでも最高なのに、曲の出来も最高でリピート率が半端ないことになってます。これシングル・カットしてくんないかな。

この曲をはじめとする中盤〜後半はミディアムな曲なんかも用意されていて、Fabolousがラップしはじめる寸前の2人の掛け合いトーク?がおもしろい『More Than Love』、Jim JonsinとRico Loveプロデュースのほんのりサイバーな美曲『Swag Back』、Bryan Michael Cox作の微エレクトロ・ミッド『Red Eye』、切なさを帯びたピアノ演奏から始まる『The Flowers』、彼女の抜けのいい歌声が映えた琴線に触れるスロウ『Different People』、そして本編のラストに相応しいクロスオーバー曲『Dear John』と、彼女のただならぬ気迫が感じられる1枚に仕上がっています。

先行シングルを含め、彼女ならではのファンキーな曲が多数収録されてるのがいいですね。もっと流行を意識したエレクトロ・チューンがならぶのかと思ったけど、これは嬉しい予想外。Trey Songzとのデュエット曲も極上だし大満足の内容でした。

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