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キッズ・シンガーとしてデビューした彼も今やもう立派な大人の男。前作『Go』から約2年ぶりとなる男性R&BシンガーMarioの4thアルバム『D.N.A.』についてレビュー。前作は何度も発売が延期されたイメージが強いけど、今回は意外にサクッとリリースできた感じですよね。しかももう4枚目のアルバムですよ?結果が残せず脱落していく者が多いなか大健闘してますな。

いきなりマイナスの事を書くのもどうかと思うけど、実は本作…最初はあまり購買意欲が沸きませんでした。なんでかというとSean "The Pen" GarrettとThe Bangladeshプロデュースの先行シングル『Break Up』が微妙だったから。Gucci Maneをフィーチャーとメンツ的にも問題のない1曲ではあるけど、ああいうHIP HOP寄りのどんよりした曲は好みじゃないんですよね。

The Runnersが手掛けた2ndシングル『Thinkin' About You』もシンセ鳴りまくりの壮美曲で、悪くはないけど軽く微妙で再び撃沈。でもMarioは好きなアーティストの1人なのでとりあえず購入を決意しました。このシングル2曲に続く3曲目は、重厚なビートが炸裂するJim JonsinとRico Love共同プロデュース曲『Get Out』と、前半はHIP HOP寄りのアプローチで果敢に攻めています。

4曲目以降はメロディアスなミッドや今ドキな曲がならんでいて、Los Da MystroとRico Loveによる美メロ曲『Soundtrack To My Broken Heart』、旬なC. "Tricky" Stewart & Terius "The-Dream" Nashが宇宙遊泳してるような気分を味あわせてくれる近未来系ディスコ・チューン『Starlight』、Sean "The Pen" GarrettとEric Hudson作の夢心地なミッド・スロウ『Stranded』、The-Dreamはノータッチだけどタイトルを連呼するThe-Dream技が飛び出す『Ooh Baby』と、中盤はギャルが身もだえすること必至のゾーンになっています。個人的白眉曲は『Starlight』かな。これは思わぬ収穫というか、「本作を買ったよかった」と思える1曲でしたね。

以降も、Andre Harris & Vidal DavisプロデュースBig Sean客演の『Before She Said』、StargateプロデュースしBabyfaceソングライトのクロスオーバー系美ミディアム『I Choose You』、再びC. "Tricky" Stewart & Terius "The-Dream" Nashが登板した、Marioの歌声とエレキギターの音色が哀愁を醸し出す『Don't Walk Away』、冬の朝に感じるひんやりとした空気のような魅力をもったメロディアス曲『I Miss My Friend』(Babyface関与)、ラストに配された聴かせるバラード『The Hardest Moment』と、今ドキの曲から普遍的な曲まで、そしてアップからバラードまで余すことなく収録した充実作に仕上がっています。

これさぁ…絶対にシングル・カットする曲間違えてるでしょ。中盤から後半にかけて結構粒揃いなのに、なぜ『Break Up』をシングルにした。2ndシングルも『Thinkin' About You』じゃなくて、The-Dream関与曲か『I Miss My Friend』あたりにすればよかったのに。とまあ最初の印象はいまいちだったけど、いざ蓋を開けてみるとなかなかいい感じの内容でした。

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