Terrell - The Story

シンガーとして以外に俳優としても活躍している多彩な男性R&BアーティストTerrellの1stアルバム『The Story』についてレビュー。彼は「俺のお気に入りシンガー・ベスト10」に入るくらい大好きなシンガーの1人。何がいいって、それはやっぱあのエモーショナル極まりないヴォーカルですよ。声を張り上げた時のむせび泣くような声に感じ…たまらなくツボです。

さて、そんな彼が2003年にリリースした本作は全10曲収録で、エグゼクティヴ・プロデューサーも彼自身Terrell Carterが手掛けています。オープニング・ナンバー『Beautiful Girl』からいきなり素晴らしく、アコースティック・ギターの哀愁漂う演奏をバックにしっとり歌い聞かせてくれます。

この曲も申し分ない出来だけど、個人的には次の『Everything』が大のお気に入りなんですよ。トーキング・モジュレーターを使用しヴォーカルの表情を豊かにしてる上に、後半にはアツいフェイクが待ち構えてるときた。極上すぎてぶっ倒れそうになるけど、3曲目『Love』がまだそうはさせてくれません。この曲はJAZZ界のトップ・プロデューサーRex Rideoutが手掛けていて、幾重にもなったコーラスと後半の吼えで聴く者を完全にノックアウト。はい、降参です。この『Everything』と『Love』の流れは最高すぎてヤバいですね。何度聴いても心に染みます。

中盤もいろんなタイプの曲が用意されていて、軽くラテン系の香りのする異国情緒漂うダンス・ナンバー『Last Dance』、毎度のごとく後半のフェイクで昇天してしまうタイトル・チューン『The Story』、早口歌唱を駆使しながら歌い進む哀愁系ミッド『Hard For Me』と、聴く者を飽きさせることなく楽しませてくれます。

終盤は極上のミッド〜バラードが待ち構えていて、トーキング・モジュレーターを使った幻想的&ドリーミーな『The One I Love』、Beyonce『Baby Boy』のような中東系のテイストを注入した『Drama』、Mike Cityがやりそうな安定感抜群のミッド『Too Close』、そしてエンディングに相応しいロマンティック・ナンバー『Come Inside』と、インディに置いておくには勿体無い傑作に仕上がっています。

骨太なんだけど、どこか繊細で…そしてハイ・テナーとバリトンの味わいも兼ね備えたエモーショナルなテナー・ヴォイス。このヴォーカルの魅力にとり憑かれると離れることは不可能ですね。久しぶりに聴いたけど相変わらず最高な1枚でした。

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