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HIP HOPやROCKを融合した独自の路線で人気を集めているアメリカのバンドGym Class HeroesのフロントマンTravie McCoyのソロ・デビュー・アルバム『Lazarus』について独り言。最初「ん?Travie?Travisじゃなかったっけ?」と思ったんだけど、ソロ活動と時期を同じくして、名前をTravis McCoyからTravie McCoyに変えたみたいですね。

本作は「買う気満々!」ってわけじゃなかったんだけど、アルバム・カバーが好みだったのと、試聴しておもしろそうだと感じたのでなんとなく購入。その試聴しておもしろそうと思ったのがオープニング・ナンバーである『Dr. Feel Good』。Cee-Lo Greenをフィーチャーした疾走感溢れるアップなんだけど、これが一聴しただけでハマっちゃったんですよ。でライター・クレジットを見ると、今最も勢いのあるBruno Marsの名前を発見。深い意味はないけど、思わず「なるほど」と納得しちゃいましたね。

そのBruno Marsは本作からの1stシングルである『Billionaire』に客演し甘い歌声を披露しています。この曲はBrunoの甘い歌声も魅力だけど、ほのかに香るREGGAEっぽいリズムもいいアクセントになってますよね。

この上記2曲以外で好きなのは、T-PainとYoung Cash客演の『The Manual』。T-Pain…一時期のブームは一段落した感があるけど、魅力はまだまだあるというか、彼ならではの病み付き感は健在ですね。

他のアルバム曲について簡単に紹介すると、ROCK寄りの激しいサウンドが炸裂するちょいダークめの『Superbad (11:34)』、フレーズとメロディがとてもキャッチーで思わず一緒に口ずさんでしまう『Need You』、こちらも同じような魅力をもつ『We'll Be Alright』、『After Midnight』、ニューヨークはブルックリンを拠点に活動しているフォーク・ミュージシャンTim Williamをフィーチャーした『Critical』、本作の中では数少ないHIP HOP寄りの哀愁曲『Akidagain』、そしてカナダ出身のシンガー・ソングライターColin Munroeをフィーチャーした、どこかEminemっぽいノリの『Don't Pretend』と、ジャンルの枠にとらわれない多種多様な楽曲が楽しめる1枚に仕上がっています。

最近はR&B界もHIP HOP界もジャンルの境界線を越えた楽曲がひしめいてるけど、本作もいろんな要素のミックス感がおもしろい作品になってますね。俺はR&Bを聴いてて飽きてきた時なんかに、気分転換がてら聴いたりすることが多いかな。軽快な曲が結構収録されてるのでドライブ・ミュージックにもピッタリだと思いますよ。

Lazarus
Mccoy, Travie
Warner
2010-06-08

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