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Dr. Dreと50 Centらのバックアップを受けデビューを飾ったことで知られる、コンプトン出身のラッパーGameの4thアルバム『The R.E.D. Album』について独り言。延期に延期を重ね、「本当に出るのか?」と心配してたGameの新作…。ついにというかやっと?発売されましたね。最初に発売が告知されたときからずっと待っていたので、無事発売されて本当に嬉しい。

発売に至るまでにDr. Dreが参加するとかしないとか、アルバムのエグゼクティブ・プロデューサーをThe NeptunesのPharrell Williamsが務めるとかいろんな情報がありましたが、クレジットを確認してみるとDr. Dreもちゃんと参加し、Pharrellもエグゼクティブ・プロデューサーを担当してますね〜。でも両者とも楽曲のプロデュースに関してはそれほど関与してないようで、Dr. Dreは1曲目『Dr. Dre Intro』、6曲目『Dr. Dre 1』、16曲目『Dr. Dre 2』、21曲目『Dr. Dre Outro』と、語りみたいものばかりで、彼渾身のトラックが聴けなくてちょっとガッカリ。

がしかし、DJ Khalilプロデュースによる3曲目『Drug Test』にはSnoop DoggやSlyらと共に客演で参加しているのは嬉しいですね。曲自体もめっちゃカッコいいし。でPharrellの方も「2、3曲くらいプロデュースしてたりするのかな〜」と思ってたんだけど、実際はNelly Furtadoをフィーチャーした19曲目『Mama Knows』のみ…。

でもアルバムとしてはこれまでの作品に引けを取らない充実した出来になっていて、Cool & DreプロデュースKendrick Lamar客演の『The City』、 Lil Wayne、Tyler The Creator客演の『Martians VS Goblins』、Lil Wayne客演でシングルでおなじみの『Red Nation』、Drake客演のソウルフル曲『Good Girls Go Bad』、そしてYoung Jeezyをフィーチャーした個人的お気に入り曲『Paramedics』など、前半は結構ハードめな楽曲がならんでるなーという印象。

12曲目以降の後半はR&Bファンにもオススメな歌モノも出てきて、売れっ子Lloydのナヨ声がとても心地よい『Hello』、Marioのセクシーな歌声が印象的な夜系『All The Way Gone』(Waleも客演)、Chris Brown客演のシングル曲『Pot Of Gold』、Boi-1daプロデュースの夜系歌モノ『All I Know』、そしてソウルフルな『California Dream』など、男らしいハードな曲からメロディアスな歌モノまで収録された1枚に仕上がっています。

Game好きな俺はどうしても贔屓目にみちゃう部分があるけど今回もいいですね。最初中盤あたりまで聴いた時点で「俺にはちょっと重いかな?」と思ったけど、中盤以降にはちゃんと上質な歌モノが収録されていて、結果トータルでみるとバランスのいい内容になってて思わずニヤリ。ちなみに本作はBillboardのアルバム総合チャートで初登場1位を獲得しています。Game、おめでとう!

The R.E.D. Album
Game
Geffen Records
2011-08-23

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