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"KING OF POP"ことMichael JacksonのレーベルMJJ Musicが1995年に送り出した正統派女性R&BグループBrownstoneのデビュー・アルバム『From The Bottom Up』について独り言。何度かメンバーの出入りがあったグループだけど、本作はオリジナル・メンバーであるMonica "Mimi" Doby、Charmayne "Maxee" Maxwell、そしてNichole "Nicci" Gilbertの3人によって作られた1枚。

実はですね、このアルバムが出た当時それほど好きではなかったんですよ。「歌の上手いグループだな」とは思ってたけど、歌声や曲が正統派すぎておもしろくないなと。今思えば当時の俺はガキすぎたんですねぇ^^;あれからいくつもの年月が流れ、大人になった今聴き直すと感想は当時とは違い「これめっちゃいいやん」と。

あっ、でも昔から好きだった曲もありますよ。どれかというと3曲目『If You Love Me』です。この曲は当時から大好きで、今でも定期的に聴きたくなるナンバー。改めてクレジットを確認してみるとGordon Chambers & Nichole "Nicci" Gilbert作でプロデュースはDave "Jam" Hallという豪華メンツで、思わず感嘆の声をあげてしまいました。

Gordon Chambers & Nichole "Nicci" Gilbertといえば忘れちゃならないのが本作のエンディングをかざる『Half Of You』ですよ。この2人作なうえGordon Chambersがボーカルでも参加したバラードなんだけど、これが極上という言葉では足りないくらい極上なんですよ。何度聴いても琴線に触れるというか心を揺さぶるというか、とにかく最高で、嘘とか大袈裟抜きで思わず涙が溢れそうになるんですよね…。間違いなく名曲です。

他の曲も簡単に触れると、レゲエを取り入れた感じの心地いいミディアム・スロウ『Sometimes Dancin'』や、Eaglesのカバーに挑んだ『I Can't Tell You Why』などチャレンジ精神あふれる曲もあれば、『Party Wit Me』、『Grapevyne』、『Don't Cry For Me』、『Pass The Lovin'』、『Fruit Of Life』、『True To Me』、『Wipe It Up』、そして『Deeper Feelings (Ooh La La)』など、実力ある彼女達ならではのハーモニーを堪能できる安定感のあるアップ〜スロウもあり、自己紹介アルバムとして申し分ない内容になっています。

エレクトロ系などの今どきの曲も好きだけど、90年代R&Bはそれ以上に好きだなということを改めて再確認させてくれた本作。やっぱ俺はこの年代の人間だわ。おっさんと言われても構わない。声を大にして叫ぼう。俺は90年代R&Bが好きだー!


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