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アメリカン・アイドル出身の男性R&BシンガーRuben Studdardの5thアルバム『Letters From Birmingham』について。デビュー時に比べるとあまり目立たない存在になってしまった感があり、本作もひっそりというか地味にリリースされたため、もう少しで買い逃すとこでした。

どんなメンツが参加してるのかクレジットを見てみると、BeyonceやFergieらを手掛けるElvis "Blac Elvis" Williamsと、Alicia KeysやAngie Stone作品も手掛けるHarold Lillyがほとんどの楽曲を制作・プロデュースを担当。Jam & LewisやStarGateなどの売れっ子がガッツリ参加してた前作と比べると豪華ではないかもしれないけど、大切なのはメンツではなく曲ですよね。

本作にはいくつかカヴァー曲が収録されてるんだけど、個人的にいいなと思ったのが11曲目のBobby Brownの名曲カヴァー『Rock Wit'cha』。K Michelleも参加してるんだけど、これいいですね〜。まあ原曲が素晴らしいってのは言うまでもないけど、Rubenバージョンも聴き惚れること必至の出来でまいうーでございます。

あと6曲目『Pure Imagination』もカヴァーで、オリジナルは映画「夢のチョコレート工場」のテーマ曲なんだそう。これもなかなかですね。あとK Michelle以外にもう1人ゲストが参加してて、7曲目『Do It Right』にはChrisette Michelleが客演してます。歌える2人ということで聴かせるバラードかと思いきや、ホーンが鳴るアップテンポ曲で最初聴いたときちょっとビックリしました。でも曲は上質なので問題はなし。

あとは…そうだ。シングルだったバラード『June 28th (I'm Single)』ももちろん収録されてますよ。その他の曲も簡単に触れると、ギターが効いた『Turn U Out』、ロマンティックな雰囲気に包まれる『Love Skies』、ファルセットが印象的な晴れやかなナンバー『Wear Me』、『Twisted Love』、歌唱力抜群の歌声に酔いしれちゃう美バラード『All About U』、アコースティック・バラード『Her 4 U』などなど、聴かせるバラード多めの1枚になっています。

アコースティック・バラードなどR&B/SOULの枠を超えた曲なんかもあり、地味にいろんなことにチャレンジしてますね〜。でも全体的になんか…弱い?『Rock Wit'cha』とか好きだけどカヴァー曲だしなぁ…。悪くはないけどなんか惜しい、そんな内容でした。

Letters from Birmingham
Ruben Studdard
Shanachie
2012-03-13

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