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キッズラッパーとして人気を博したLil' Bow Wowの2ndアルバム『Doggy Bag』について。現在はLil'を取りBow Wowとして活躍してる彼がJermaine Dupri率いるSO SO DEFから2001年にリリースした本作。個人的に彼自身にはそれほど興味はないのですが、SO SO DEF作品ということで好きなアーティストが多数参加してるんですよ。

その好きなアーティストというのがJagged EdgeとXscape。Jagged Edgeが参加した『Thank You』は本作からのリード・シングルでしたね。歌ものとはいえ当時14歳だったLil' Bow Wowにしては地味というか結構渋めの曲になっていて、残念ながらチャートでもそれほど振るいませんでした。続く2ndシングルはChad Hugo & Pharrell WilliamsのThe Neptunesが手腕を発揮した『Take Ya Home』。このアルバムは全曲Jermaine Dupriプロデュース(Co-ProducedはBryan-Michael Cox)になってるけど、『Take Ya Home』はもろThe Neptunes印のサウンドになってるのでネプファンは要チェックだと思います。

あっそうそう、Xscapeを忘れるとこだった(笑)彼女たちが客演したのは本作のエンディングをかざる『Off The Glass』。派手さもキャッチーさもそれほどないけど悪くはないというか、これが結構地味に癖になるんですよ。ほんのりバウンシーなトラックもいいですしね。逆にめっちゃキャッチーな曲もあって、6曲目『All I Know』とかNew Edition"Candy Girl"使いでキャッチー度100%。ギャル受けのよさそうな仕上がりになってますね。

他も、女性R&BシンガーFundishaが華を添える『Get Up』、出たがりJDの煽りがたっぷり挿入された『The Wickedest』、R.O.C & Tigah客演の『Pick Of The Litter』、SO SO DEFの姉御Da Bratとマシンガン・ラップで競い合う『Crazy』、そして日本のお祭りのようなピーヒャラ感が癖になる『Up In Here』と、SO SO DEFファミリーががっつりバックアップした1枚になっています。

全曲Jermaine Dupriプロデュースで至るところに彼の声が挿入されてるので、好き嫌いの分かれる作品だと思いますが、チェックして損はないと思います。機会があればぜひ。

Doggy Bag
Lil Bow Wow
Sony
2001-12-19

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