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圧倒的な歌唱力で長年にわたり支持され続けている女性アーティストChristina Aguileraの6thアルバム『Liberation』について。前作『Lotus』が2012年リリースなので6年ぶりですか?これだけ期間があいたのは様々な理由があるだろうけど、前作『Lotus』と前々作『Bionic』はセールス面も評価もちょっと微妙な感じで、印象にもあまり残らない作品でしたよね…。

まず本作発売に先駆け発表されたのがTy Dolla $ignと2 Chainzをフィーチャーした『Accelerate』。プロデュースを手掛けるのはな・なんとあのKanye West。タイトルどおりスピード感あふれるアーバン・ダンス・ポップ曲になってるんだけど、軽く一癖あるのでハマれない人もいるかもですね。俺も最初はあまり高揚しなかったけど、繰り返し聴くうちにハマっていきました。

ちなみにKanye Westはもう1曲『Maria』という曲もプロデュースしてるんだけど、こちらは彼らしいといいますか、パワフルでソウルフルな楽曲になっています。この曲が好きな人は『Sick Of Sittin'』も気に入る可能性大かも。

続く2ndシングルは人気シンガーDemi Lovatoとデュエットした『Fall In Line』でしたね。手掛けるのはEminemやJason Derulo曲などにも関与した経歴をもつJon Bellion。両者の歌唱力が遺憾なく発揮された濃厚バラードでいい…んだけど、"胸焼けしそうな曲"とも言えるかも。素晴らしい2人なだけにこの曲は惜しまれるなぁ。2人の歌声がこってりしてるから、曲はもうちょい軽めでもよかったかも…。

そうだ、『Pipe』にクレジットされてるXNDAなる人物。BARKSによるとF1ドライバーのLewis Hamiltonらしいですね。意外というか多才でビックリしましたよ。気になる人はチェックしてみて下さい。

他の曲も簡単に紹介していくと、レゲエ界からKeidaとShenseeaを招いた心地よさ高めのレゲエ曲『Right Moves』、注目のラッパーGoldLinkをフィーチャーした浮遊感あふれる『Like I Do』、ピアノの弾き語り系バラード『Twice』、ゆったりとしたトラックにChristinaのエモーショナルな歌声が乗る好曲『Masochist』など、全15曲が収録されています。

過去2作は当時流行ってたエレクトロ系を取り入れたり「Christinaらしくないな」という印象があったけど、本作は"解放"と冠するだけのことはあるというか、彼女の持ち味がよく出た1枚になってるんじゃないかなと。久しぶりに「安心して聴ける」といっても過言ではないかもしれません(笑)

Liberation
Christina Aguilera
Rca
2018-06-15

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