今日は何年も聴いてなかった懐かしい1枚を。安室奈美恵の3rdアルバム『Concentration 20』について。発売は1997年7月なので…22年前ですか。アルバム・タイトルでわかるかもしれませんが、安室が19歳でもうすぐ20歳というタイミングでのリリースでした。前作が『SWEET 19 BLUES』だったから、年齢にまつわるタイトルが続いた感じですね。
大ヒットしたシングル『a walk in the park』、『CAN YOU CELEBRATE?』、『How to be a Girl』などを収録ということもあってか、俺の記憶が確かなら200万枚以上売れたはず。当時の自分はどういう気持ちで聴き、どういう感想をもってたか思い出してたんですが、悪くはないけど『SWEET 19 BLUES』ほど好んでは聴いてなかったかなと。
その理由のひとつが制作陣。小室ファミリー時代の作品ということでプロデュースはもちろん小室哲哉なんですが、作詞が12曲8曲をマーク・パンサーが書いてるんですよね。当時の小室さんが多忙だったのは重々承知だけど、正直なところマークに丸投げはやめてほしかった。小室ファミリーとしてみたときに、久保こーじやマーク曲が増えだすと手抜き感が漂うというか、微妙な気持ちになるんですよね。
ヤバい、暗い気持ちになってきた(笑)気を取り直して内容をみていきます。まずはシングル。前作『SWEET 19 BLUES』は『Body Feels EXIT (Latin House Mix)』などシングル曲がかなりアレンジされてる印象がありましたが、本作収録のシングル曲はリミックスは施されてるけど、シングル・バージョンとそれほど大きな違いはない…かな。なので「シングル持ってないからアルバムで聴く」という人も安心してOKだと思います。ちなみに収録されてるシングル曲は前述の3曲です。
次はアルバム曲。ダンス×ロック風味のアレンジがカッコいいオープニング・ナンバー『Concentration 20 (make you alright)』、若者ならではというかどこか甘酸っぱいゆったり系『B w/z you』、レゲエを取り入れた『Me love peace !!』、久保こーじが手掛けた『To-day』、『Joy』でコラボしてたm.c.A・Tと再びタッグを組んだラップ曲『Storm』、個人的にアルバム曲の中で一番カッコいいんじゃないかなと思ってる『Whisper』など、シングル曲も合わせ全12曲を収録。
安室のボーカルに関しては全くもって問題ないけど、やっぱり歌詞が好きになれないものが多いなと。まあ「10代の恋愛観を表現してる」と言えなくもないけど、この片言のような歌詞は…うーん、なんかね。